不登校と卒業式 | 長野県諏訪地域のいじめ・いきしぶり・不登校くちこみ情報             〈一般社団法人フォースマイル〉

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不登校を体験した子どもの親が集まって
「子どもの笑顔を守りたい」
という思いでつながり合い育ち合っています。
長野県諏訪地域の不登校などの親の会や
支援団体等の情報、親のくちこみなどを提供していきます。



3月になりました。

一年ってあっという間ですね。


卒業式シーズンです。




もうすぐ小学校、中学校も卒業式があります。

卒業式どうする?

って悩んでいる方もいるかもしれません。




こんな情報を見つけましたので紹介します。



【公開】不登校80人、卒業式に一番多い感想は?



不登校新聞の2016年の2月に公開された記事です。




◇◆◇◆◇抜粋◆◇◆◇

本紙では「不登校中の卒業式」
に関してアンケートを実施した。
回答者は10代~40代の不登校経験者80人。
アンケートでは、不登校中でも卒業式に
出席した者が6割と欠席者を上回った。
しかし、出席、または欠席をして
「よかったか」を聞いたところ
「欠席してよかった」と答えた者がもっとも多かった。

ー中略ー

アンケート結果によると不登校中でも
卒業式に出席した者は62%、欠席者は38%。
出席者のうち、約半数は「校長室で」
「教室で」「自宅で」など、
特別なかたちでの卒業式に出席していた。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




不登校新聞の編集長・石井志昂さんは

次のように言っています。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


全体を通して見受けられたのが
「最後だから卒業式に出てほしい」など、
周囲の求めに応じるかたちで態度を決めた者からは
否定的な意見が相次いだこと。

卒業式を理由に、本人の意思に反した対応も多々見られた。

一方、「式に出られるか、出られないかは
自分でもわからなかった」
という感想も当事者から寄せられた。
偽らざる本音だろう。
当事者は複雑な心境を持つこともある。
周囲がすべきは、やはり
本人の意思の尊重ではないだろうか。

卒業式当日まで本人が出欠を悩んだとしても、
結論が何度も変わったとしても、
「いま」の意思が周囲から尊重されること。
それが本人の納得、
ひいてはその後の肯定的な捉え方へと
つながっているように思える。(石井志昂) 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




詳しくは記事を見てくださいね。

http://futoko.publishers.fm/article/11121/




2015年の3月に、

茶っと倶楽部母の輪のブログにも

不登校と卒業式のことが書いてありました。

記事はこちら


「不登校の卒業式」
http://blog.livedoor.jp/hahanowa/archives/2250734.html







「卒業式には出てほしい」という大人の思い。

迷う子どもの思い。



親の会でお話しする方々からも

「卒業式には行く」って言ってたのに

今度は行かないって言いだして…。


とか、

卒業式は節目だから出てほしいけれど

子どもは行く気がないみたいで…。



と、子どもが迷い悩んでいる様子を

聞くことも多いです。






「いま」の意思が周囲から尊重されること。



という、不登校新聞の石井さんの言葉のように、

行くか行かないかということよりも、

本人に寄り添って

一緒に考えたり、話を聞いたり

することが大事みたいですよね。