以前、中学校の文化祭に行って思ったことです。
この時中3の息子は不登校状態。
小学校で不登校気味だった娘は
中1になって張り切って学校に行っていました。
娘は合唱部

それから、恒例のクラスごとの合唱コンクール!!
合唱コンクールの歌声を聴いていて
なんだかじ~ん

この発表までにどんなドラマがあったんだろう。
歌が好きな子ばかりじゃないし
声の出る子もいれば、出ない子もいるだろう。
一所懸命な子も、ふざけちゃう子もいただろう。
ステージの上で唄う子ども達の姿は
そんなことを感じさせないほど
まとまって、一所懸命で
ステキな歌声を聴かせてくれた

コンクールだから、みんな金賞

でも、その歌声は
誰かのためとか、何かのためじゃなく
すばらしい歌に聴こえたよ。
こういうのっていいな。
クラスっていいな。
そんな風に思いました

とはいえ、下の娘はクラスでステキに唄ったけど
息子は不参加

息子のいない息子のクラスの歌声も
やっぱりステキでした。
同じ学校だけど
娘は文化祭をめいっぱい楽しんで
息子は
「いかない」
と言って、結局ぜんぜん参加しませんでした。
そこにどんな気持ちがあるのかは
想像はできても、
本当のところはわからない。
クラスの展示も見てきました。
娘はそれなりに頑張ってる姿が見えました。
「今はクラスで頑張る

と言った言葉通りに。
息子のクラスには ごめんなさい

行かれなかった

これは母の私自身の気持ち。
なんだかもやもやした気持ちが
ざわざわ動き出す。
担任の先生は、「参加できたらうれしいな。」
って言ってくれて
私も「かーちゃん行くから一緒に行くか?」
って聞いたけど
ここに来ても居場所はないよね。
準備も練習も、展示作品も
なにもないのに当日だけ参加して
気持ちがいいわけない

息子がかわいそうなわけじゃないし
合唱コンクールやクラスの展示や運動会を
みんなとできなかったことが悔しくはない。
ただ、ここにいる事は今の息子にとって
苦しいことなんだっていうことだけ。
だからといって何かを変えてほしいとか
学校に対処してほしいとか思うわけじゃない。
きっと息子はそのままありのままで
ここが居場所と思えないんだろうな。
ときどき保健室。
たま~にクラス。
息子のこれからは
息子と一緒に考えていこう。
なんだかそんなことを思いました。
私の子どもは一人じゃないから
私の中には
文化祭を楽しんだ子と
文化祭に行かなかった子と
両方の気持ちを受け止めた
両方の母の気持ちがありました。
りんごあめ