走る!子供鉄道 | いってみよう! 夫婦で GO!GO! 世界一周。

走る!子供鉄道

ブダペストは河をはさんで、ブダ地区とペスト地区に分かれていた。
ブダ+ペスト、ブダ&ペストでブダペストということらしい。


グレンラガンというロボットアニメがあったが、
あれはグレンというロボットとラガンというロボットが合体して、
グレンラガンというロボットになっていた。


ハンガリーの首都はまるで合体ロボのような名前なのだった。


それはさておき、ブダペストには子供鉄道という鉄道が走っている。
ブダ側のモスクワ広場から、トラムに乗り、3つめくらいの駅で、
今度はフォガシュケレクという山の斜面を登るケーブルカーに乗り換えて、
終点まで行くと、山間を走る小さな鉄道の片方の終点駅にたどり着く。


距離が短いから子供鉄道ということではない。


この鉄道では、運営する職員がすべて、子供。
文字通り、子供たちの鉄道なのだった。


大体、小学校の高学年から、高校生くらいだろうか。
でも、こっちの人は早熟だからもっと若いかもしれない。


大きい子や小さい子、男の子、女の子がそれぞれ自分の担当する仕事を
やや恥じらいながらこなしていた。


切符売り場も列車の到着するアナウンスも、切符をチェックする車掌も、
出発進行の合図をする人もすべて子供。


そして、運転手も!


といいたいところだが、こちらはさすがに無理で、唯一おっさんだった。


2両編成の車両には、私たちの他には、ハンガリー人のおじいさん、
おばあさんとその孫たちのわずか2組の客しかいなかった。


途中にいくつも駅があるが、乗ってくる人もいなければ、降りる人もいない。


ただ一度、終点間際に乗ってきたのは、チェーンソーをもった鉄道関係者らしき、
おっさんのみだった。


あまり詳しくは分からないが、この鉄道は社会主義時代
職業訓練所のようなところだったらしい。
それが、そのまま残され、今ではブダペストの名物列車として、
多くの観光客を運ぶようになっている。


といっても、今回はたったの2組とむなしいことになっていたが。。。。


シーズン中は結構な人のようで、
駅舎にはたくさんの人たちで賑わっている車内の写真がはってあった。


本当は週2回、特別に走る蒸気機関車に乗りたかったのだが、
それは休日のみの運行だったらしい。


受付の女の子に聞くと、「今日はないわ。」と笑われた。


そんな事を知らずに毎日走っているのだと思っていた私たちは、
急いで駅にやってきた訳だが、11時15分の機関車の時間には、
間に合わなかった。
これというのも宿のオーナー、アダムに「そこまでどれくらいかかるか?」
と聞いたところ、「そんなに遠くないよ。30分くらいかな。」ということで、
そのつもりで出発したのだが、
行ってみれば結局、合計1時間もかかってしまった。


ゆっくり進むフォガシュケレクの車内で、「どこが30分なんだ!」と、
ブダペストの街を見下ろしながら、はるか遠くのアダムに文句を言った。

でもどの道、時間通りに着いたところでスペシャルカーには乗れなかったのだけど。


帰りにブダ王宮に行ってみた。


ここもチェコのプラハ城と同じように、それ自体が町のようになっていた。
ヒルトンホテルの横にある漁夫の砦は閉鎖されていたが、
この辺りからは、ブダペストの街がよく見渡せ、景色は抜群だった。


伝統衣装を着た鷹匠たちが、写真を撮らせようと観光客に話しかけていたが、
観光客はそんなことより、ブダペストの街を写真に収めることの方に熱心で、
鷹匠たちは暇そうにしていた。


ハンガリーは食事がおいしいらしい。
いつもは節約して、大したものも食べていない私たちだったが、
夜は少し奮発してレストランに行くことにした。


何品かたのんだなかで、特にグヤーシュというピリ辛スープがおいしかった。


そして何よりも世界三大貴腐ワインである、トカイアッスの濃厚で甘い味わいは、
久しぶりに入ったレストランでのひと時を最高に盛り上げてくれた。


こんなワインがあるなんて知らなかった。
普段お酒の飲めないユリも、顔を赤くしながらおいしそうに飲んでいた。(yo)