スィスィにタジタジ
食事といえば、決まって安食堂の私たち。
羊肉にもさすがに飽きてきた。
そういえば、シリアにきてから一度も高級レストランで食事をしていない。
アレッポの滞在日数ももう残り少ないし、
ここはちょっと奮発して高級レストランにいこう。
ということで、アレッポの名門レストランとして有名なスィスィハウスに向かった。
地図を片手に道路をすすむ。
ずんずんずんずん。
しかし、30分くらい歩いても一向にたどり着けない。
距離的にみれば、もうとっくに着いてもよさそうなのに。
それでもずんずんずんずん。
気がつくと、いつの間にかスィスィハウスとは反対に位置する
駅前の公園に出てきてしまった。
あれ?
そもそも進むべき通りを間違えてしまったらしい。
もと来た道を戻り、商店で場所を尋ねると、
大分、西に来ていたようだった。
言われたとおりにまたずんずんずんずん。
またもやどこか分からなくなる。
今度は店前の椅子に座って、往来を眺めていたおじさんに尋ねた。
またいつの間にか違う方向に来てしまったらしい。
またもや、もと来た道を引き返す。
ずんずんずんずん。
さらに、雑貨屋の兄ちゃんと、また別の肉屋のおじさんに道を尋ねて、
ようやくたどり着くことが出来た。
近いと思っていたのに、随分時間がかかってしまった。
つくづく役に立たない地図だな。と思いながら、
スィスィハウス前のレトロな通りを歩いていると、
あれ?
なんだか見覚えのある場所に出た。
見覚えのある店に見覚えのある広場。。。
なんとそこは、以前来たことがあるアルメニア人地区の一角だった。
オーマイガッ。
ここならひょいひょいっとこれたのに。
なぜわざわざあんな遠回りをしなければならなかったのだろうか?
再び地図を呪った。
さんざん歩き回って、ようやく辿り着いたスィスィハウスだったが、
しかし、私たちはそこで食事をするのをやめた。
店の前から店内を覗くと、ドアの横には執事風のおじさんが立っており、
中のテーブルウェアなんかはゴールドを思わせる淡い照明を受けて、ピカピカと輝いていた。
ま、まぶしすぎる。
さすが名門というにふさわしい、見るからに高級そうな店構え。
「ちょっと、これは。。」
気軽に入れるような雰囲気のところだと思っていたのが甘かった。
正装してこないと、怒られそうな雰囲気だった。
普段、安食堂しか行ったことのない私たちにとって、
スィスィハウスはあまりにも敷居が高すぎた。
通りすがりの観光客を装ってそのまま前を通り過ぎた。(yo)
近くにあるカンザマンレストランに行ってみようということになった。
カンザマンはスィスィハウスほど敷居が高くなく、気軽に入れた。
ディナータイム前のためか、料理が出てくるのが遅かったのが気になったが、
窓辺で日が沈むのを眺めながら、久しぶりにゆっくりと食事を楽むことができた
シリアのビールということですが、ラベルなし。アルコールは控えめでフルーティ
牛肉とラム肉のステーキ ひさしぶりの牛肉はやっぱりおいしい。ラムもなかなか。
オレンジジュース、紅茶を飲んで、全部で税込み1110ポンド(約2664円)。
オレンジジュースの値段は100ポンド。普通の店で売ってるやつは20ポンドなので、その差はなんと5倍。
さすがは高級レストランです


