ラマダンの終わりに
ちょうど1ヶ月続いたラマダンもいよいよ今日で終わる。
明日から4日間の連休ということで、街はいつにもまして活気づいていた。
いつもはタクシーや地元の人の車で一杯の道路も、
今日は旅行用と思われる小型のワゴンで埋め尽くされている。
トルコからの観光客もさっそくやってきたようで、
街中には、スカーフを被っていない女性の姿も目立つ。
今までスカーフを被り、髪や肌を露出させてない女性や、
頭からつま先まで全身真っ黒の女性ばかり目にしていたので、
急に人種が入れ替わったようなこの光景は、やけに新鮮。
路上の洋服屋にもたくさんの人だかりができている。
みんな新しい服で、ラマダンが明けたことを祝うのだという。
街中が浮かれた陽気に溢れているというのに、
しかし、私たちには一つの不安があった。
銀行って空いているのだろうか?
イランのおじさんに聞いてみると、「クローズド」だということだった。
「ATMは?」というと、「わからない。」という返事が返ってきた。
やばい。
このままでは、ホテル代が払えなくて、警察に突き出されることになるかもしれない。
ほとんど手持ちのシリアポンドがなくなっていたので、
急いでATMに向かった。
活気づく人ごみをかき分け、たどりついたATMは無常にも
「OUT OF SERVICE」。
3台も並んでいるのにすべて利用不可だった。
連休を前にして人々が押し寄せたためだろうか。
これはひょっとすると、ひょっとするかもしれない。
だがしかし、さすがに高級ホテルは大丈夫だろう。
少し考えて、シェラトンホテルに向かった。
回転ドアをくぐり、ショッピングアーケード内へと急ぐ。
幸いにもATMは生きていた。
でも、良く見ると張り紙が。嫌な予感がする。
慎重に書かれた英文を読んでみると、、、
「只今メンテナンス中のため、外国のクレジットカードは使えません」
オーマイガッ。
一応カードを入れて試してみたが、やっぱり使えない。
「なんで使えないのだ。」
フロントに行って聞いてみたが、代わりに外にあるさっきのATMを教えられた。
だからそこは「OUT OF SERVICE」なんだってば。
ああ、一体どこでお金をゲットできるのだろう。
ここでふと、郵便局の隣にもあったのを思い出した。
一縷の望みをかけて、郵便局へ急ぐ。
カードを挿入すると、問題なく現金が出てきた。
良かったぁ。
随分と歩かされたが、とりあえずこれで一安心。
でも、明日からは使えなくなるかもしれない。
念のため、すこし大めに引き出しておいた。(yo)
後日、日が変わってATMの前を通ると普通に使えるようだった。
何もそんなに焦る必要はなかったわけでした。。
昨日のスパイスポイ捨て事件の後、ごちそうになって気になっていた
ミスターチキンを夕食に。シリアのケンタッキー。
ホブス、ポテトつきで1セット175ポンド(約420円)
アンマール(左)とアブーディ(右)の似顔絵
そろそろアレッポを去る日が近づいてきた。明日から休みのようなので、
今までお世話になったサーメルたちのところへ別れの挨拶に行く。ユリが二人の似顔絵を描いて渡した。
二人はすごく喜んでくれたが、サーメル曰く、「アブーディはあんまり似てないね。」
サーメルにはたくさん写真をあげた。自分の似顔絵がないので気にするかなと思ったが、
「俺には、写真があるからいいもんね。」とやっぱりちょっと拗ねていた。
アラビア語で「ハラブ」、日本語で「歯愛」
漢字を書くとすごく喜ばれたので、私はアレッポのアラビア語名であるハラブを
漢字とアラビア語をミックスさせて、毛筆した。歯医者にちなんで、歯愛(ハラブ)。
意味を教えるとアブーディとアンマールはオオーと喜んでいたが、
サーメルは、「フーン」といった様子でいまいち良く分かっていなかった。残念。