やっぱりパルミラはプロブレム | いってみよう! 夫婦で GO!GO! 世界一周。

やっぱりパルミラはプロブレム

バールシャーメンホテルにはなんと、エアコンが付いていた。


いつ以来ぶりかのエアコンで、昨夜は快適に眠ることが出来た。


パルミラはダマスカスより宿代が安いので、
しばらくゆっくりしようかな。と思っていた。


だがしかし、思わぬ落とし穴があった。
なんと、ATMが町に一台も存在しないのである。


宿のオーナーにATMはないかと、
連れていってもらったところは、普通の土産物屋だった。


え?ここですか?


確かに、店の前にVISAとか、MASTER CARDとかの、
シールが貼ってあるけど。。


もしや店内にATMの端末があるのかもしれない。
しかし、どこにもそれらしきものは見当たらなかった。


店の主人にすすめられるまま、とりあえず椅子に腰掛けた。


「で、いくら必要なの?」おもむろに、店主が口を開く。


よくよく話を聞いてみると、どうやら店主が、
替わりにお金を引き出してくるという事らしかった。


人間ATMだった。


それにしても、手数料がべらぼうに高い。
大体1ドル46シリアポンドなのだが、
提示された金額は1ドル33シリアポンドの計算だった。


高すぎる!という私に、店主は、
「ここで買い物すると、手数料は無料だけどね」
アッハッハッハッハと大笑いした。


私もアッハッハッハと笑いながら店を出た。


そうは言っても、手持ちのシリアポンドはまったくない。
一晩の宿代さえ危うかった私たちは、
取りあえずドルを両替することで、しのごうと考えた。


博物館の隣には両替専用の銀行窓口があった。
今時にしてはめずらしく、中にはパソコン1台もなかった。
計算は計算機を使い、領収書は手書きで発行していた。
なぜATMがないのだ?と聞くと、
「イットイズビッグプロブレム」とぼやいていた。


なら、なんとかしろよ。


地元の人はみんな隣のホムスまで引き出しに行くらしい。


訳がわからない。


これでもシリアが誇る観光地なのだろうか。


午前中、早々に遺跡を観光し、ホテルをチェックアウトした。
実は、このホテル。元サッカー選手の中田が泊まっていたらしい。
情報ノートを見ると、旅行者中田英寿と書き込みがあった。
オーナーに言えば、写真も見せてくれるらしかった。




rakuda

遺跡内にはラクダがいる。今まで乗ったことがなかったので、
一度くらいは乗っておこうと、150ポンド(約360円)でお願いする。
1人5分づつということだったが、ユリのほうが明らかに長い時間、乗っていた。
もともと乗りたがったのは私の方だったのに。。。やっぱり、セクハラされたらしい。
ラクダ屋の売り文句は「ラクダはラクダ」だれが教えたのやら



palmyrazentai
朝の遺跡は風が吹いていて、涼しかった。
150ポンド払ってベル神殿に行ってみたが、なんだかイマイチだった



ホムス行きのバスターミナルまで行くため、
タクシーを探していると、バイクが二台声を掛けてきた。


明らかに、ちょっとどこかへ遊びに行く途中といった様子だったが、
大きな荷物を担いだ私たちを見て、小銭を稼げると思ったのかもしれない。
さすがにバイクは無理だろうと頑なに拒んでいると、次はベンツが停まった。


この町は全員タクシーか。


そうは言っても、正規のタクシーがつかまらないのではしょうがない。


車ならいいかと、バスターミナルまで連れて行ってもらった。
やっぱり50ポンドだったが、以外にも近い距離だったので、
少々払い過ぎたかもしれない。


お金を渡すとベンツの兄ちゃんは爽やかに去っていった。


一体、正規のタクシーはどこにいるのだろう。
結局、昨日一度、目にしただけだったなぁ。


1人100ポンド(約240円)払って、チケット売り場で受け取ったのは、
紙切れにペンで書いただけの粗末なものだった。


おじさんがチョロチョロッと行き先と、席番号(たぶん)を書いただけ。
というか、裏を見ると本当に紙の切れ端だった。


簡単に偽造できそうだが、大丈夫なのだろうか。
チケットと呼ぶのもはばかれるその紙切れを持って、
私たちは停車中のバスに乗り込んだ。


バスは2時過ぎにはホムスに到着した。(yo)