エド・ディルへの道 ペトラ遺跡その3
十分休憩し、気力も充電したところで、
再び歩き出す。
レストランの前には多くのロバが停まっていた。
先には、山道が続いている。
エド・ディルまでは歩いて行くと1時間かかるらしい。
ロバに乗って行くと20分。
険しい山道をひたすら歩くことを考えると、
ロバの誘惑に負けそうになり、
2ディナールなら乗っても良いかと思ったが、
値段を聞くと二人で6~7ディナールだったので、やめた。
見るとやはり高いのか、
歩いて行く人の方が圧倒的に多かった。
岩山に刻まれた階段をひたすら上を目指して歩く。
もはやトレッキングの域だった。
何かの修行でもしているかのような気にさえなってくる。
こんなところにわざわざやってきて、
なぜこんな岩山を登らねばならないのか。
暑さプラスこの山道はもはや修行。写真ではわかりづらいのが悲しい
バテないように、何度も休憩しながら、
登り続けた。
途中、客を運び終えたロバたちが、
次々と戻ってくるのに遭遇した。
1日に何往復するのだろう。
きびきびと歩を進めるロバもいれば、
主人の言うことを聞かずに、立ち止まったり、
気ままに道草を食っている奴もいる。
そんな様子を見ると妙に親近感が沸いた。
お互い頑張ろうぜ。
ちょっと足を滑らすと地獄行きというような、スリリングな道を抜け、
もう何段目になるのか分からない階段を登り終えると、
急に下り坂になった。
坂を駆け下り、目の前に広がる大地に降り立つ。
振り返ると岩肌にエル・ハズネよりも巨大な彫刻がそびえ立っていた。
ついに、エド・ディルに着いた!
エド・ディルは装飾こそエル・ハズネには及ばないが、
苦しい道を登り終えたという、達成感を満たすのには十分な遺跡だった。
遺跡前にあるカフェの椅子に座って、しばらくボーっと眺めていると、
注文しないなら座るなと怒られた。(yo)
帰り道、走って山を駆け上っていく強者三人組を見た。たまげた
