盗難事件発生! | いってみよう! 夫婦で GO!GO! 世界一周。

盗難事件発生!

私たちは、RIVIERA HOTELに泊まっていた。
ここは「歩き方」にも載っている。


「歩き方」には英語が話せるスタッフがいると紹介されていたが、
オーナーらしき人は英語がほとんど話せなかった。
でも、なんだか憎めない若い兄ちゃんだ。


昨夜、共同シャワーに入ると、
ホットシャワーが出ると聞いていたのだが、全然でなかった。
しかも水はチョロチョロ。体もろくに洗えないほどだ。
仕方なく、この日はチョロチョロ冷水シャワーで入った。


朝、トイレに行くとアラブ人らしき男とあいさつをかわした。
ここのホテルは出稼ぎのアラブ人達が多いみたいだ。


部屋でぼーっと過ごしていると、ドアをノックする音が。
開けると3人の男が勝手に私達の部屋に入り込んできた。


作業員っぽい服を着たその中の1人のおじさんが、
部屋の洗面所の水道をひねり「シャワー?」と聞いてくる。


あのシャワー。やっぱり壊れてて、
修理のおじさんが来てくれたんだな。と思った。


私たちは「そう、シャワーがでない」と英語で言うが、
おじさんは英語があまりできない素振りをみせ、
「シャワー室に来い」と言う。


二人でシャワー室に行くと、おじさんは蛇口をひねって水を出し、
「よし今からシャワーに3人で入ろう」と、
わけの分からないことを言い出した。


しかも私へのボディタッチがやたらはげしい。


だんだん腹が立ってきた。


「むかついてきたし、なんか変じゃないこの人、気持悪いよ。」
とヨウヘイに言い、二人で部屋に帰ろうとした。


先にヨウヘイが出たのを見ると、
親父は私だけひっぱりトイレに引き込もうとする。


怖い!!


振りほどき、急いで部屋に戻ると、
また勝手に部屋に入ってくる。


「あなたはホテルの人か?」と聞いたら、
私は英語が話せないと言い出した。


全然部屋から出て行こうとしないので、
ヨウヘイを残してレセプションに行き、
「シャワー全然使えないんですけど。」とオーナーに言った。


なぜか3人の男もあわてて降りてきた。


オーナーは鍵を取り出し、
すぐにホットシャワーのスイッチをいれた。


「はじめからいれとけよ!しかも変な修理人つれてきやがって」
と二人でむかついた。


宿を変えるか迷ったが、明日はペトラに向かう予定なので、
もう一泊我慢しようと話し合った。


午後、ペトラ行きのバスのチケットを買うために、
JETTバスのチケットオフィスへ向かう。


今までチケット等を買う時はアラブ時間にいらいらした私達だったが、
ここのオフィスは日本と同じような整理券の機械まであり、
5分ほどでチケットを購入できた。


さすがJETTだけあって仕事が早い。
チケットを財布にしまおうとショルダーバックを開けると、


財布がない!!


もしかして?!!朝の男達?


でも、時々リュックに財布を入れ替えたりしてたし、
宿に置いてきたのかも。


急いでタクシーを停めるが、
どのタクシーもめちゃめちゃ高い値段を言ってくる。


ここからだと大体0.5ディナール(約80円)が相場なのに、
停まるタクシーは、みんな3ディナール(約480円)とか言ってくる。


ぼったくりタクシーばかりだ。


何台もタクシーを停めて聞くがみんな高い。
仕方なく2ディナールで乗った。


宿近くに着きメーターを見ると、
やっぱり0.5ディナール位の距離。


ヨウヘイがメーターを指さして、
「0.5ディナールじゃないのか」というと、
おやじはちっと舌打して、
「これは古いメーター、今は1.5ディナール。」と言ってきた。
こっちが舌打ちしたいよ。


しかたなく、1.5ディナール払い、
急ぎ足で部屋にもどる。


リュックの中身を探るが、やっぱり財布がない。


ここの部屋ではなく、どこか他の場所ですられたのだろうか。。。。


ふと、ヨウヘイがベッドの下を覗き込んだ。


なんと、そこには私の財布が捨てられるように置いてあった。


これは確実に朝の男達の仕業にちがいない。


すぐさまレセプションへ。
「お金が盗られた!」とオーナーに言う。


オーナーは、余り理解出来ていなかったようだが、
私が凄い剣幕だったので、
慌てて宿泊客で英語の出来る人を連れてきた。


つたない英語で一生懸命説明する。
通訳してもらって、オーナーはやっと理解したようだった。


私たちは「警察を呼んでほしい」と言ったが、
オーナーはどうしても呼びたくないみたいだった。


「あの3人はホテルの人ではないのか?」
と聞くとオーナーは知らないと言った。


話し合いの結果、
盗まれた金額をオーナーが支払うということで、
警察は呼ばないことにした。


もはやこの宿には泊まっていられない。


荷造りをして早々に宿を後にする。
オーナーはしょんぼりと「本当にごめん。」と何度も誤まってくれた。


幸運なことにその時は、
ほとんどのお金はヨウヘイが持っていて、
私の財布には5ドルしか入っていなかった。


クレジットカードも別の場所に入れていたのだ。


もし、ヨウヘイの財布や二人のパスポートが、
盗まれていたらと考えると恐ろしい。


いつもは寝るときに、
カメラやヨウヘイのウエストポーチを枕元に置いているのだが、
なぜか昨夜はクローゼットに入れておいた。


あの男達もさすがに、それには気が付かなかったようだ。


本当に不幸中の幸い。


落ち着いてよく考えてみると、
朝、あいさつをかわしたアラブ人が仲間に部屋を教えたのだろう。
結構、しつこく色々聞かれたし、私が部屋に入る所も見ていた。


セクハラ親父が私たち2人をシャワー室に連れ込み、
その間に残りの2人が財布から金を抜き取ったのだろう。


私たちもちゃんと確認せずに、
知らない人を部屋に入れ、
鍵を開けたまま二人で外に出てしまうなんて、
本当に間抜けだ。


盗まれても仕方がない状況をつくってしまった。


もっと気を付けなければならないと落ち込んだ1日だった。(yuri)



kamayaki
事件後、この料理と店員の優しさに私たちの心も温まった。しょっぱなから散々な目に会ったが、
アンマンも悪い人ばかりでじゃないです。4ディナール(約650円)