廻る廻るスーフィーダンス1
ガーマ・ムハンマド・アリを駆け足で回った後、
私たちはハンハリーリへ向かった。
さすがに歩いて行ける距離ではないので、
タクシーを使う。
何台かに声を掛けて、7ポンド(約140円)と
一番安かった車に乗り込んだ。
タクシーは車線変更を繰り返し、他の車を次々と抜いていく。
他の車も同様に別の車を抜いていく。
その模様はまるで、映画のワンシーンのようだった。
日常的にカーチェイスが行われていた。
これでよく事故がおこらないものだ。
感心している間にハンハリーリに着いた。
夕方のハンハリーリは観光客で賑わっていた。
私たちの目当ては、8時30分から開催される
無料のスーフィーダンスショーだった。
それまで時間を潰さなければならない。
定価販売の店があるというので、
とりあえず、そこへ向かうことにした。
それにしても、さすがにスゴイ数の土産物屋が並んでいる。
客引きの呼び込みもハンパではない。
カフェの客引きに見せられたメニューには、
コーラ10ポンドと書かれていた。
いつもの5倍だった。
いちいち相手にしていたら、まともに歩けないので、
無視することにした。
目指す店「JORDI」は細い路地を入って、
階段を上がった一番奥にあった。
狭い店内は欧米人観光客で一杯だった。
他の店にはちっとも客が入っていないのに「JORDI」は別格だった。
店内の品物にはすべて値札が付いていた。
必ずしも質が良いものばかりではなかったが、
やはり安心して買い物できるというのが人気を呼ぶのだろう。
エジプトの土産物屋ははじめの言い値が半端なく高く、
ウインドウショッピングもままならないので、本当に疲れる。
このような店は観光客にとってはありがたい。
他の店もちょっとは見習ったら良いのではないだろうか。
「JORDI」を後にすると、他に特にすることもないので、
スーフィーダンスの会場に向かった。
開始1時間ほど前で客としては一番乗り。
舞台ではまだ稽古中の様子だった。
開始時刻が近づくにつれ、続々と人が集まってくる。
観光客も多いが、エジプトの人も結構、見に来ているようだった。
つづく(yo)
