ウィマンメーク宮殿とアナンタサマコム
今日からタイ北部のチェンマイに向うことにした。
チェンマイ行きのバスは6時発。
それまで時間があるので、王宮のチケットと一緒についてきた、
ウィマンメーク宮殿に行ってみることにした。
宮殿の近くには動物園もあるので、
もし早く観終わって、時間が余っても観どころには困らない。
例によって、バスで途中まで行ってから歩くことにした。
今日は空模様がよろしくない。
一雨来そうだなと思っていると、案の定、
バスを降りたとたん、空からポツポツ。ナイスタイミング。
雨は半端なく激しく、雷のおまけ付きだった。
幸い、折り畳み式の傘を持ってきていたので、
ずぶ濡れにはならなかったものの、
小さな1つの傘に二人で入っているので、歩き辛いこと山の如し。
さらに私のサンダルは底がすり減りすぎており、
雨に濡れた道の上ではつるつる滑ってしょうがない。
少しでも気を抜くと、こけてしまうので冷や冷やだ。
あまりにも雨が激しいので、途中で雨宿りをしようと、
守衛かなにかの詰め所のようなところで立ち止まるも、
今度は無常にも、車に水溜りの水を跳ね上げられた。
今まで天気にだけは恵まれていたが、ここに来てさんざんな目にあった。
雨に辟易しつつも、なんとか到着。
宮殿前の食堂でランチを食べていると、次第に雨は止んできた。
食堂は良心的な価格でおいしかった。水が無料。
オムレツのせご飯。オムライスではない。スープつき35バーツ(約105円)
中華風味付けのチャーハン。スープつき40バーツ(約120円)
宮殿に入るには王宮と同じく、ドレスコードがあった。
これはどうやら王室がらみの建物に適用されるらしい。
短パンだった私は即注意され、受付でズボンを借りることに。
200バーツのデポジットを払って受け取ったのはカーキ色のコットンパンツ。
それを履くと、まるで昭和にタイムスリップしたかのような格好になった。
さらに、宮殿は鞄などの持ち込みが禁止だった。
撮影も禁止なので、カメラとともに貴重品以外の全ての荷物を
ロッカーに入れることとなった。
セキュリティが厳重で入り口ではボディチェックまでされた。
ようやく宮殿内に入ると、宮殿内は土足厳禁。さらに履物を脱ぐことになった。
この宮殿はラーマ5世が住んでいたそうで、
様々な立派な調度品が当時の優雅な生活を物語っていた。
ため息まじりに、ひととおり見終わった頃。中庭に滝を発見。
そばまで行ってみると、滝の前で記念撮影をしている人が。
???カメラは持ち込み禁止ではなかったか?
訝しく思いつつも出口へ向う。入り口は相変わらずの人ごみだった。
たくさん並んでいる人を眺めながら、ふと気付いた。
さっきまで実施されていたボディチェックが行われていない。
みんな少しも止められず、テクテク歩いていく。いいのか?
空港並みに厳重そうに見えた入り口も意外に適当だった。
外に出てトイレに向う。
入り口に大きく掲げられたサインのお陰でトイレはすぐに見つかった。
しかしこのマーク。なんかヘンだ。
男が短パンを履いている。しかも手を腰に当てて「どうだ!」と自信満々。
女の方もスカート丈が短い。
こんな格好で行ったら、間違いなく宮殿で止められるよ。。。
それはまるで、短いズボンやスカートをはけない宮殿を
挑発でもしているかのようだった。
ウィマンメーク宮殿一帯は1つの巨大な敷地になっており、
他にも象の博物館や、時計の博物館、
シルクや金細工の博物館などの建物が点在していた。
宮殿のチケットさえあれば無料で入れ、なかなか見応えがあった。
大抵のところはやはり、館内に荷物持ち込み禁止で、
その度にいちいちロッカーを使わないといけないので面倒だったが、
手ぶらで観ることが出来るので、かえってラクだった。
ある博物館では立ち入り禁止区域の中で赤ちゃんをあやしている光景に遭遇。
館内は係員女性の家族団欒の場に。携帯電話も使い放題、女性の声が館内にこだまする。
寛容な職場だなぁ
極めつけはアナンタサマコム(旧国会議事堂)で行われていた展覧会。
特別展で別途料金1人150バーツ(約450円)必要だったが、
さまざまな王室の宝が展示されており、かなりの見応えがあった。
全身が金やダイヤモンドでできた麒麟の置物や、きらびやかな小物類。
どれもピカピカに輝いており、目が眩む。
アナンタサマコム。
内装も仏教様式とヨーロッパ様式が融合しており、美しい
中でも特にすごかったのが、高さ約7メートル、横幅約5メートル程の巨大な木彫。
お釈迦様の修行の図?を描いているらしいその巨大壁画は象や鹿などの動物。
人間や仏様の表情。植物や岩などの自然。などが細部にいたるまで、
実に細かく表現されており、ただただ感心するばかりだった。
アナンタサマコムも入場するにはドレスコードがあった。
また例のように、ズボンか何かを貸してくれるのだろうと思っていたのだが、
ここは有料で40バーツ(約120円)払って買わなければならないという。
ユリの方はズボンをはいていたので、必要なのは私の分だけ。
だが、今回は女性はスカートでなければダメだという。
1着ならまだしも、2着も買うのはなぁ。
考えた挙句。ユリのズボンを私が履く事にして、スカートだけを購入する事にした。
係りの人にそう言うと、
はじめ冗談かと思ったようだが、笑いながらもオーケーしてくれた。
さすがはマイペンライの国、寛大だ。
受付のすぐ横にあるカーテンの奥で着替えていると、
傍にいたタイ人の客も私たちの行動を滑稽に思ったらしく、
笑っていた。
結局、1時間ほどで観終わると思っていたのが、
気がつけば4時間ほども経過していた。
王宮のチケットに付いてきたから行ったものの、
予想外に楽しむ事ができて二人とも大満足だった。
王宮に行ったら、ウィマンメーク宮殿に行かないと損だなぁ。
そんな事を思いながら、帰りのバスを待っていると、全然こない。
さんざん待ってやっと来た!と思ったら今度は乗車拒否。
結局トゥクトゥクで帰ることになった(yo)
