バンコク詐欺ツアー? | いってみよう! 夫婦で GO!GO! 世界一周。

バンコク詐欺ツアー?

タイには1ヶ月間いるつもりだ。
タイの次は一気にエジプトへ向かう。
そのためには飛行機の予約をしなければならない。
エジプトへのフライトはロイヤルヨルダン航空だ。
調べてみるとロイヤルヨルダン航空のオフィスは、
宿からは相当離れた距離にある、CPタワーというところにあるらしい。


今日はそのCPタワーに向かうことにした。
途中、観光案内所にも寄って旅の情報を仕入れたい。


地図を見ながら道をテクテク歩いていると、
同じように道を歩いていたおじさんに話しかけられた。
「やぁ。どこから来たの?日本?コンニチワ。君、中田に似てるねぇ。
サッカー選手の。私もサッカー好きなんだよ」
とおじさんは英語でやけにフレンドリーに、
「どこへ行くの?TAT?その後は?CPタワー?ほぉー」
と行き先を尋ねてくる。
そして、「OK。なんか書くもの持ってる?」と言い、
紙とペンを渡すと急に何やら書きはじめた。
「入場料無料のオススメの観光スポットがあるから教えてあげよう。
TATに行ってからいくといい」
そういっておじさんが書いたのは、
1、TAT TOURIST INFOMATION
2、STANDING BUDHA 45M
3、BLACK BUDAH
4、LUCKY BUDAH
5、444段の階段がある山
書き終わるとおじさんは、
「トゥクトゥクは外国人にはボッタクるからなぁ。
でもTHAI EXPORT CENTERに行けば、トゥクトゥクのドライバーが
ガソリンクーポンを貰えることになってるから、
そこに寄ってから行くと20バーツで乗れるよ」と言った。


THAI EXPORT CENTERとはなんだ?と聞くと、宝石を売っているところらしい。
「新婚なんだからそこで指輪を買えばいいじゃない」
とおじさんは笑いながら言った。


まぁ行く行かないかは別にして情報だけは貰っておこう。
なんて思っていると、おじさんは通りすがりのトゥクトゥクを呼び止めて、
さっき書いた紙を見せ、ここに連れて行ってやってくれ的なことをタイ語で、
ドライバーに話し、流されるまま私たちはそのトゥクトゥクに乗ってしまった。
オススメの観光地を教えてくれて、
その上トゥクトゥクまで拾ってくれるなんて、親切なおじさんもいたモンだ。
その時はそう思っていた。


トゥクトゥクはまず予定通り、TATに連れて行ってくれた。
しかしTATはイメージとは大分違うところだった。
私たちが思い描いていたTATは、
タイやバンコクに関するパンフレットや地図がたくさん置いてあり、
気軽に自由に持ち帰れるようなところだったのだが、
実際のTATはオフィス内にいる人にどんな情報が欲しいのか聞くという形のものだった。
バスのマップが欲しかったので尋ねると、置いてないといわれ、
じゃあバンコクの地図は?というと一部100バーツ(約300円)だという。高いのでやめた。


釈然としないまま、トゥクトゥクに戻る。
運転手は次にBLACK BUDHAに向かった。
予定とは違うがTATからはこっちの方が近いらしい。


BLACK BUDHAがある寺院の境内に入ると、どうやら今は瞑想中らしく、
寺院内には入れない。入り口で座って待てと寺の人?に言われた。


入り口には先客がいた。
シンガポールから来たというその男は、
いつ中に入れるんだろうと言った様子でこちらを見つつ、
「どっから来たの?」と尋ねてきた。
「日本?おぉ~。私は日本には、商談のため何度も行ったことがあるよ。
私の仕事は車のバイヤーでシンガポールで店をやってるんだ。
トヨタの工場も見学に行ったことがあるし、日本にも友達がいるよ。」
やけに親しげなその男は続けて、
「エクスポートセンターには行った?私はそこで宝石を買って、
今日この後行く、オーストラリアで売ろうと思っているんだ。
オーストラリアでは2倍で売れるんだよ。
なぜなら、今は特別セールをやっていて、ツーリストに対しては、
宝石は免税で売ってくれるんだ。普通に買うと195%の税金がかかるのが、
1銭もかからないんだよ。日本で買うと宝石は高いだろう?
それは税金がかかっているからだよ。私の知ってる友達は毎年このセールを目当てに、
タイで宝石を買って日本のミキモトやマキジュエリーで倍の値段で売って喜んでいるよ。」
そして、自分の買った宝石の領収証を見せながら、
「1つのパスポートで1セット買える事になっている。
今日が最終日だから絶対買った方がいいよ。」と続けた。


私たちがそれはすごい!ぼろ儲けではないか!と鼻息を荒くしながら聞いていると、
どこからともなく白人がやってきた。


その白人もブラックブッダを観に来たのか椅子に座った。
ふと、シンガポールの男がその白人にエクスポートセンターの事を尋ねた。
すると、なんとそのオランダ人の男も宝石を買ったのだという。
しかも毎年やってきて今年で6回目になるらしい。


そんなに有名なフェアが行われているだなんて知らなかった。
誰でもぼろ儲けできるじゃないか。


その後、オランダ人の男はまだ開かない寺院にイライラしたのか、
話終えるとちょっとブラブラしてきますと、いずこかへと消えていった。
 
しばらくすると、また人がやってきた。
今度はロサンゼルス在住のおっさんで、カンボジアから来たという。
ロサンゼルスに住んでいる割には英語がなまっているどう見てもタイ人のこのおっさんは、
「旅行で来たんだけど、食べ物も宿代も移動もタダでこれたよ。」と語り出し、
なぜだと聞くと、「宝石を買ったからさ。タイで宝石を買って他の国で売れば、
2倍になるんだよ」と自分の買った宝石の領収証を見せながら笑った。
そして、やはり話終わると何処かへ消えていった。


???怪しい。こうもタイミング良く偶然会った人物が皆、
宝石を買っているなんてことはありえるのだろうか?
しかもはじめのシンガポール人はともかく、
他の二人はなぜか宝石のことを話し終わると唐突に去っていく。


不審に思っていると、トゥクトゥクのドライバーが
あまりにも遅いと、痺れを切らしたのか、迎えに来た。
結局、ブラックブッダは見る事ができなかった。


去り際にもシンガポールの男は「絶対今日行くべきだ!」としつこく念を押してきた。


そのまま、トゥクトゥクの親父はエクスポートセンターに向かった。
車が停まりここだと言われた店を見ると、ただの宝石店だった。
ここがエクスポートセンターか?と聞くと、そうだという。
エクスポートセンターというので、
私たちはビッグサイトのような展示場や
大型のショッピングモールのようなところを想像していたので、拍子抜けした。
と同時にこれで確定した!と思った。


トゥクトゥクで走っている最中。私たちはブラックブッダでの一件を
詐欺ではないかと怪しんでいたのである。


店に入ると2階に案内され、日本語で宝石を薦めれらた。
しつこくからんで来るのかと思ったが、
貧乏だから買えないというと、店員はあっさり引き下がった。


ガソリンクーポンを貰えたのか、
トゥクトゥクに戻るとドライバーはごきげんだった。


ドライバーは次にSTANDING BUDHAに向かった。
スタンディングブッダはワットイントラヴィハンという寺院内にあった。
かなりデカイ。45メートルあるらしい。
でもこの仏像。なぜか幅が薄く、横から見るとぺちゃんこだった。


kyodaibutu
巨大なスタンディングブッダ


ここにきて、ようやく観光らしくなってきた。
続けて、LUCKY BUDAHに向かう。


tokutoku
このトゥクトゥクで走り回った


ラッキーブッダの寺院は閉まっていた。
どうしたものか寺院の周りをうろうろしていると、
女の人が話しかけてきた。そしてまた宝石の話をしようとしたが、
私たちが既に店に行ったというと、ダメだと思ったのか話を逸らした。


その寺院には他にも同じように宝石を薦められている旅行者がいた。
すごく有名な手口のようである。


トゥクトゥクに戻ると、さすがに疲れてきた。
私たちはバスのマップが欲しかったので、本屋に寄ってくれといったが、
なぜかドライバーは首をひねり、今度は別のところにあるTATに向かった。


このTATでもマップは手に入らず、
ついでにチェンマイ行きの鉄道の予約をしようとしたが、
パッケージでないと受け付けてくれなかった。


またもやなにもせずTATから出てくると、
もういい加減疲れたので、これで終わりにしたいとドライバーに告げた。


すると、ドライバーは
「もう一辺、宝石店に寄ってくれ。そしたらもう一枚ガソリンクーポンが貰えるから。
五分見るだけでいい。買わなくていいから。俺を助けてくれ」と言ってきた。
「その後に本屋に寄るから」と。


しょうがないので、ドライバーの言うとおりに、また別の宝石屋に行き、
買う気もないのに店員の話に耳を傾け、頃合をみて店を出た。


ドライバーに貰った?と聞くと、うれしそうに頷いていた。


トゥクトゥクはその後、カオサン通りに入り、ある店の前で停まった。
路上のワゴンで本を売っている店だった。確かに本屋ではあるが。。。
もっとちゃんとした本屋はないのか?本屋を探すのはそんなに苦労するのか?
と思いながらも、バスマップがないか店の親父に尋ねたが案の定なかった。


がっかりしながら、もう帰ろう。とトゥクトゥクを探すが見当たらない。
通りを往復してもついにドライバーは見つからなかった。逃げやがった。
しかし、料金20バーツはまだ払っていない。
ガソリンクーポン2枚ゲットしたからそんなはした金いらん!ということなのか?

まぁ、結局タダでいろいろまわれたしなぁ。
お腹が空いていたので、とりあえずマクドナルドに入り、
今日の出来事について話し合った。
はじめに話しかけてきた親父がすべて仕組んだことなのだろうか?


donaldkap
ドナルドもサワディーカップ


それとも宝石屋の差し金は各観光スポットにあらかじめ配置されているのだろうか?
気に入らないのは、明らかにタイ人ではない欧米人もグルになっているということだ。
オランダの男はこのバイトで日銭を稼いでいるのだろうか?


帰りに、やはりバスマップだけはゲットしたいと探し回り、ようやく本屋を発見。
69バーツでめでたく購入することが出来た。


あとになって、タイ語と英語表記のそのバスマップは、
コンビニでも売っていることがわかった。そしてなんと宿泊中の宿にも。。。
灯台下暗しとはこのことか。(yo)



yatai
夜は宿近くのラーメン屋台で。バンコクナンバーワン?らしい


ramen
鶏がらで具沢山。40バーツ(約120円)