さよならベトナム。両替とアオザイファッションショー
明日からラオスに向かうことにした。
今日でベトナムは最後になる。
当初は3ヶ月もいる予定で、
ビザも3ヶ月分申請したと思っていたのだが、
良く見ると2ヶ月間のビザだった。
申請の時に勘違いしていたらしい。
そのことに気付いたのは間抜けなことに、ベトナムに入国した時だった。。。
でも、実際は2ヶ月は十分すぎるほどの期間で、
申請を間違えて丁度良かった。
ラオスへのバスはシンカフェで予約した。
ベトナムでの移動はずっとアンフートラベル系だったが、
最後にシンカフェのバスに一度乗ってみたかったからだ。
以前オフィスで料金を聞いたところ、一人19ドルだったが、
今日は18ドルだった。そんなにしょっちゅう変動するものなのか。
安い分には良いので即予約する。
料金は二人で36ドル。ベトナムドンで56000ドン払った。
1ドル16000で計算してみると、36ドル=576000ドン。
店の人の計算ミスか?1ドル得していた。
店員は予約の確認に何度か電話を掛けていたが、
支払いを済ませようとしたまさにその時、電話が鳴った。
受話器を受け、再び戻した後、店員は申し訳なさそうに一言、「バスは一杯だ」と言った。
私は思わず「えぇ~!」と言った後、しまった!と思い、
少し間をおいてから「オーマイガッ!」と言ってみた。
「Oh my god」なんてこんな時でないと使えないので使ってみたかったのである。
しかし、程なくしてまた電話が鳴り、その電話の後、
店員は「やっぱり大丈夫」と言った。
良かった。ここでダメだとなるとまた別のツアー会社に
行かなければならないところだった。
やはりバスは2台を乗り換えるらしく、宿からドンハまでと、
ドンハからラオスのサワンナケートまでの二枚のチケットを渡された。
ドンハからサワンナケートへはセポントラベルのオフィスから出発するらしい。
セポントラベル?ということは、バスはシンカフェのものではないのだろうか?
これでは、またもやシンカフェバスに乗れないかもしれない。
ベトナムではUSドルが普通に使える。ホテル料金もドル表示が普通だ。
現金はATMでその都度引き出しているので、
現地通貨のドンで払った方が何かと都合が良い。
そのためホテルのチェックアウトの時はドンで払うつもりだった。
がしかし、このホテルにはレセプションに
「チェックアウト時にドンで払う場合は、1ドル=18000ドンです。」
という張り紙がしてあった。チェックインの時は気付かなかったのだが、
普通1ドル=16000ドンのレートに対して、このレートは異常過ぎるほど(ドルが)安い。
ドンで払うと相当損するので、急遽ドル払いに変更することにした。
そう思ったのが金曜日。休日前なので、幸い銀行は開いている。
どこかのサイトの情報では、ベトナムの銀行ではドンからドルの両替は、
経済的な理由で受け付けていないとあり、実際ニャチャンで試みた時はダメだった。
しかし、街には目ぼしい両替屋が見当たらないので、一か八か行ってみることに。
銀行に行き、「ドルに両替できますか?」と尋ねると、
二人いた銀行員はなにやらしばらく相談した後、「イエス」と答えた。
レートは1ドル16300ドンくらいで手数料に3ドルとられた。
それでもトータル的には1ドル=18000ドンに比べると大分ましである。
なぜ両替できたのか?銀行によって対応が違うのか?
あるいはニャチャンがたまたま出来なかったのか?それはわからない。
私はたぶん、フェスティバル中だからではないかと思うことにした。
銀行員はすぐに返事をするのではなく、どうしようか相談していた風であったためだ。
そうして作ったドルで夕方、予定どおり支払いをすませ、
フェスティバルを観に街へ繰り出した。
夜の王宮はライトアップされて、とても美しかった。
どうやら様々なパフォーマンスは王宮の中で行われているようで、
王宮前は人でごったがえしていた。
一瞬、タダなのかな?と思ったが、やはり入場料は必要らしい。
この時点で、手持ちのドンはわずか30000ドンと500。
入場料二人で110000ドンには到底及ばない。
あきらめて、王宮のまわりを歩くことにした。
堀に沿ってずんずん歩いていると、突然巨大モニターが現れた。
周りには人だかりができている。
そのすぐ傍にはライトアップされた王宮の門を中心に
観客席が左右と正面に作られていた。
明らかにこれから何か始まる様子である。
観客席の方へはどうやらチケットを持っている者しか入れないようで、
柵の前には警官らしき制服を着た人が睨みを利かせていた。
それでも、入り口から少し横にそれた茂みの中を抜けると、
丁度、門が良く見える場所があったので、多くのベトナム人にまじって、
私たちもそこへ陣取ることにした。
待つこと4、5分。唐突に音楽が流れた。
そして、これまた火事かと思うような大層な量の煙が焚かれた後、司会者が登場。
ベトナム語での挨拶が終わり、再び音楽が流れ出すとアオザイを着た女性が、
次から次へと門から出てきた。
それはアオザイファッションショーだった。
たまたま歩いていて、思わぬイベントに遭遇したものだ。
ベトナム最後の夜の良い思い出にすることができた。
でも近くには巨大モニターが設置されているので大丈夫
ファッションショーも堪能し、上機嫌でホテルへ戻る。
レセプションでふと何気に目をやると例の張り紙の表示が、
「1ドル=16500ドン」になっていた。
あれ?確か18000ドンのはずでは?
これではドルで支払うメリットがあまりない。
こんなことならドンで払えば良かった。
ドルに両替したのはともかく、もうベトナムを後にする私たちにとって、
手元にドルが残るのはむしろ都合が良かったのだ。
と思うも時すでに遅し、今更わざわざATMで引き出して、
「やっぱりドン払いにしてください」と言うのもバカらしい。
翌朝に備え、早々と床につく事にしたのであった。(yo)



