ニャチャン最後の日、少年と絵
今日でいよいよニャチャンともお別れ。
夜7時のバスでホイアンに向かう。
ホテルのチェックアウトは12時。夜7時までは相当な時間がある。
こんな時はやはりビーチだ。
いつもは大抵寝ころんで、ボーっと波を眺めたりしているのだが、
今日は一つ、絵でも描いてみるかと、私達はえんぴつ片手に浜辺へ向かった。
浜辺につくと、ほどなくしてドーナツ売りの少年がやってきた。
私達と少年は何度かドーナツを買っているうちに、すっかり顔なじみになっていた。
少年のキャラクターがすっかり気に入ってしまっていた私達は、
もはや恒例のように、この日もやっぱりドーナツを買った。
ドーナツも食べ終わり、絵を描き始めて小一時間ほどたった頃、
再びドーナツ売りの少年がやってきた。
少年は私達が絵を描いているのを見ると、興味深げな態度で、
おもむろに私の隣に座りだした。
「俺にも描かせろ」というので、えんぴつやら紙やら貸してやる。
いつの間にか少年は仕事そっちのけで、絵を描くことに熱中し始めた。
なかなかこだわり派のようで、失敗したと言っては消しゴムで消して描き直していた。
そうしてブイという16歳の少年は私達に木の絵を2枚描いてくれた。
大胆な色使いが冴える、いきいきとした絵だった。
いいお土産になったが、仕事さぼってていいのか。
と思っていると、ちょうど描き終わったブイの元に、
地元の人がドーナツを買いにやってきた。
こうみえて、結構売り上げがあるのかもしれない。(yo)

