【忘れないこと、伝えること】

わたしが住んでいる、東京の城東地区。
終戦の年の3月、東京大空襲で大きな被害を受けた地域です。
 
 
もう少し、はやく、戦争が終わっていたら。
いや、戦争がなかったら。

 
 
8月15日、近所の川では、例年、とうろう流しのイベントがあります。
川をはさんで両岸の区長が臨席し、
近隣の小学校の金管バンドの演奏あり、
町会のお店も出たり、
NHKの7時のニュースのエンディングで紹介されたり。

我が家も、毎年、とうろうを作って、
流します。
 
 




今日は、8月15日。

75年前も、きっと、暑かったでしょう。
 
今年も、暑い。
だけど、とうろう流しのイベントは、中止。
 
 
わたしの両親は、戦後生まれ。
だから、戦時中の話は、祖母から少し聞いたくらい。
でも、もっと、聞いておけばよかった。
わたしが、自分の娘たちに伝えられる言葉が、
本当に少ない。
 
 
とうろう流しのイベントは、
子どもたちにとっては夏の楽しみで、
だからこそ、少しずつ、戦争のことを話す日。
今年は、イベントはないけれど。
 
 
お母さんのおばあちゃんが生きていた頃、
日本は、戦争していたんだよ。
ここにも、爆弾が落ちて、たくさんの人が亡くなったんだよ。
 
 
小さなことだけど。
今日は、娘たちに、伝える日です。