第45番札所岩屋寺本堂は、標高585m付近にあり、駐車場からもおよそ30分近く参道を歩いて登らないとたどり着けない難所でありました。

山門をくぐり、ここから300段あると云われる階段を歩きます。
杖が役に立ちます!



進行方向右手にはお大師様が迎えてくれます。


左手は不動明王様がいらっしゃいます。

かなりの距離です。


参道途中にはもの凄い数の石仏が重なるように置かれていました。

橋を渡るときはお大師様が下で休んでいるかもしれないので杖をついてはいけません。
と最初にお遍路雑学で学びました。
 
此処は本当に凄いところです。
何かはわからないけどなんか凄いって気がします。


途中、地蔵堂がありました。
きちんとお詣りさせて頂きました。



標高700m。奇峰が天を突き、巨岩の中腹に埋め込まれるように堂宇がたたずむ典型的な山岳霊場である。神仙境をおもわせる境内は、むかしから修験者が修行の場としていたようで、さまざまな伝承が残されている。

弘法大師がこの霊地を訪ねたのは弘仁6年とされている。
そのころすでに土佐の女性が岩窟に籠るなどして、法華三昧を成就、空中を自在に飛行できる神通力を身につけ、法華仙人と称していたという。
だが仙人は、大師の修法に篤く帰依し、全山を献上した。
大師は木造と石造の不動明王像を刻み、木像は本尊として本堂に安置し、また、石像を奥の院の秘仏として岩窟に祀り、全山をご本尊の不動明王として護摩修法をなされた。

岩屋寺紹介HPより


此処は海岸山岩屋寺といいます。
巨岩の中腹に埋め込まれるように堂宇がたたずむ山岳霊場なのにこの岩山がどうして海岸の山とつけられたのか?

その理由は、今から約4000万年前、海の中でマグマや岩が寄せ集まってできた海の中にあった山だからのようです。

兎に角凄い。
海のエネルギーと山のエネルギーが一つになった場所が此処、岩屋寺なのです。


境内は山に向かって右が金剛界峰、左が胎蔵峰と呼ばれる天を突く礫岩峰に挟まれ堂宇は巨岩の中腹に埋め込まれるようで、神仙境を思わせる山岳霊場であります。
なお、本堂が大師堂より小さいのは山全体が本尊とされているからであります。
以上Wikipediaより

鐘楼の横にお地蔵様がいらっしゃいました。

穴禅定(水供養所あなぜんじょう)です。

本堂の真下に20m位の洞窟があり、かなえる不動・地蔵尊(先祖供養)・弘法大師の石像が最奥に祀られていて、地蔵尊の下から水が湧いているようです。
こちらの中は真っ暗です。奥まで行くと蝋燭があって、大師作の石像の不動明王様がいらっしゃいました。真っ暗で、蝋燭でやっとお不動様がわかりました。怖いくらいです。
障りなどを封じ込めてくださる有難いお不動様のようで、大切な人の心と身体の健康を思い、お不動様の御真言とお経を唱えさせていただきました。
私の気持ちを受け取ったよとお不動様が合図をくれました。とても不思議で、それは有難かったです。

御本尊 不動明王
本尊真言 のうまく さんまんだ ばざらだん せんだん まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
ご詠歌 大聖(だいしょう)のいのる力のげに岩屋 石のなかにも極楽ぞある



本堂の横に梯子があります。
上ってみます。



こな本堂右の梯子を上がったところは法華仙人窟跡と云われています。
無事辿り着きました。

こちらからの眺めはこんな感じです。



せっかくなので上がっておいでよと主人を呼びました。



高所恐怖症なので諦めたようです。
続いて登ろうとしたおじさまも途中でやめました。
降りる時、梯子の上から下をみて、夫は絶対無理だったと思いました。
やめたおじさまも、やめて良かったです。
私も怖くて後ろ向きになり下を見ないようにしてそっと降りました。


仙人窟のさらに上の左側には、飛来の仏、長さ四尺あまりの銅像で手に征鼓を持つ阿弥陀如来立像が中にいるようです。
梯子とか無いのでみえません!

写真Wikipediaより

大師堂です。

夫婦仲良く。
此処ではとても役立った私たちの杖。笑




大師堂を過ぎて仁王門をくぐり山を入っていくと三十六童子行場、逼割禅定(せりわりぜんじょう)・鎖禅定がある奥の院に至るようですが行きませんでした。
仁王門の脇が1番で、そこから順番に納めながら上って行くと最後に下記の逼割禅定の門に至ります。32番は険しい峰の上にあるのでその下に納め札箱があるそうです。
探しながら巡るので約1時間はかかるそうです。

こちらが仁王門です。



白山行場
本寺から仁王門を経て三十六童子行場を終えたところに大きな赤い不動明王立像が脇に立っている門がある。納経所で預かった鍵で扉を開けて入り、逼割禅定と呼ばれる両岸が迫った岩の隙間を上り、さらに鎖場を登ると太い梯子の下に至る。その鞍部に古い祠が一つ。その先の崖を上がればさらに祠が二つ。戻って梯子を上がった山頂に石室の祠があり白山権現が祀られている。
こんな感じみたいです。
以上Wikipediaより

斎藤ひとりさんのシールを本堂にてみつけました!

岩屋寺での感動が大きすぎて、長くなってしまいました。
ありがとうございました!