こちらは、妄想のお部屋です。

BL要素が含まれる場合がありますので、ご注意ください。




お弁当は、見た目以上に美味しかった。

「自分が作った物を食べてもらえるのが、一番のプレゼントだと思ったんです。

もっと練習したかったけど、あまり時間がなくて、こんな感じが精一杯でした。」

翔くんの言葉が嬉しい。

「でも、大野さんが絵を描いてくれたのも、一番のプレゼントです。

ありがとう。」

うん、なんか、くすぐったいな。

「そろそろ、お風呂にどうぞ。」

トイレだと思っていたドアを櫻井くんが開けてくれて、そこは洗面所で、さらにドアが2ヶ所あって、トイレとお風呂だった。

「一応、お湯も溜めてあります。

シャワーはこのレバーで出ます。

温度も調整してくださいね。」

櫻井くんが詳しく教えてくれる。

「パジャマとタオルは、ここに置いておきます。

ゆっくり入ってください。」

あ、パジャマも用意してくれたんだ。

熱いお湯に浸かるのが苦手だから、シャワーを済ませて、用意してくれたパジャマを着た。

なんか、スルスルした生地。

「櫻井くん、あがったよ。ありがとう。」

「すぐに出るので、ちょっと待っててくださいね。」

そんな、ゆっくり入ればいいのに。

部屋に飾ってあった絵を見ていたら、櫻井くんが出てきた。

やっぱり、パジャマもお揃いだ。

「大野さん、最高の誕生日になりました。

ありがとうございます。」

「そんな、大げさだよ。」

「そんな事無いです。

さあ、こっちです。」

櫻井くんは俺の手を取って、ベッドに歩いていく。

もう寝るんだ。

いつもならまだLINEをしてる時間だけど。

ベッドには、掛け布団はかかってなくて、サラサラしたシーツ?カバー?がかかってる。

まあ、大きなベッドだから、ふたりで寝て寝返りしてもぶつからないかも。

ベッドに寝転がると、櫻井くんが俺の顔の横に手をついてキスしてきた。

「ここから先は、ふたりだけの秘密で。」

え?

それって?