ヨーロッパ圏に来ている皆さん、日曜日に何かと不便を感じたことはありませんか?


日曜日はスーパーやお店が早く閉まって、日曜日の夕方にスーパーへ買い物に行こうとしたら閉まっている、友達とカフェでお茶しようとしたら開いてないなんて経験ありませんか?


これには宗教的な理由に加えて経済的な背景があります。


イギリス(イングランド+ウェールズ)では日曜日はある一定の大きさのお店は6時間以上営業してはいけないという法律があります。その6時間も午前10時から夕方6時までの間でないといけません。なのでほとんどが午前10時に開き、4時に閉まっています。スコットランドではまた違うルールが施されています。他のヨーロッパの国、例えばドイツやスペインでは日曜日はスーパーを一切営業していないような国もあります。



イギリスの地理、イングランドとイギリスの違いについては下の記事をご覧ください。↓



まずは昔からの宗教的な理由。キリスト教が多いヨーロッパ圏では日曜日は心身共にお休みすることやより多くの人を教会に行かせることを目的としているため日曜日をお休みにしています(諸説あります)


もう一つ大事なのは経済的な理由。テスコ(イギリスの一番大きなスーパー)など大きな会社に比べて家族で運営している小さな会社などはセールスも小さいので、そのような会社を少しでも助けようとしている理由があるからです。小さい会社というのは280m^2以下であることが条件で、日曜日の営業時間を好きなように設定していいようになっています。


しかし日曜日に全部が全部しまっているわけではなく、空港や駅の小さなお店、登録した薬局(薬のみの販売が条件)や自分が作った農作物を売っている農民などは日曜日でも営業していいそうです。


https://www.gov.uk/trading-hours-for-retailers-the-law (もっと詳しくはここから!イギリス政府のウェブサイトです)


スーパーが4時に閉まると仮定して3:59までにお店に入ればスーパー側も会計をする義務はあるそうです。早く終わらせるために電気を消し始めたりする場合もありますが一応お店にいても大丈夫ですよ!お店側も人の来る見込みの多い日曜日の4時に閉めたくはないですよね。近くのスーパーの駐車場を見ても日曜日は一日中車でいっぱいです。なので比較的時間に自由のある大学生は平日に行く人が多いです。



最後に、もともとイギリスにも24時間営業のテスコなどあったのらしいですがコロナの時期に営業時間を短くしてからそのまま短いままだそうです。私の姉曰く2019年では大学の近くのテスコは24時間営業していたそうです。今では朝6時開店夜中の12時閉店になっています。