[あなたしかできない子育てを]

 

 1万人の子どもと関わった保育士 

        らくらく子育て術アドバイザー

         『  ふ  み  え  』です。

 

    出会った1人ひとりのママに

 “今 あなたに大切なこと”を本音で伝えます。

 

 



 

 

No.888

 

<シリーズ>  No.7

「ちょっと聞いてよ、この悩み」

 

今回も私の尊敬する師匠である

【富田富士也先生】の著書紹介から

 

「いい子」に育ててはいけない』

くだらない話ができる子ほど輝いている

             (ハート出版)

 

富田先生の著書を読んでいて

気づきのあった文面の一部を紹介します。

 

 

今回のテーマは

「部分を全体にしないでほしい」

 

これまでは

子育ては母親の独占分野でしたので

父親とぶつかるということは稀でした。

 


ところが

父親が積極的に子育てに

参加してくると

いろいろな摩擦が生じる

ようになります。

 

 

ある相談例の父親は

対人関係のことで

わが子に細かいことまで

指導しています。

 


そのため

当然のように、勉強のことも細かいですし

しつけの面でも、息苦しいくらい指導します。

 

子ども自身からも相談がきました。

 

「ぼくは中学3年生です。

ぼくの父は、勉強にとても厳しくて

夜、テレビも見られない状態です。

 

それに、父の知り合いの人の子どもも

ぼくと同じ中学三年生なのですが

その子は頭がよくて、話によると

生徒会の副会長をしているそうです。

 

しかも部活もぼくと同じ野球部で

その子は、部活が終わるとすぐに

家に帰り,寝るそうです。

 

そして夜中に起きて勉強していると

父が言っていました。

 

ぼくは勉強のほうはさっぱりで

部活に力をいれています。

部長をしています。

 

父は最近よく、その子と比較します。

母親も話に加わってきて

父と同じように比較します。

 

そして、こう言うのです。

 


「おまえは、あの子と比べると

努力しているようには、見えない」

 


ぼくは、ぼくなりにがんばっている

つもりなのですが……。

ただ、結果が出せないだけだと

思っていました。

どのくらいやれば、努力が

認められるのでしょうか」

 

 

父親がわが子に、大きな期待を

かけると同時に、さまざまなことを

心配している様子もうかがえます。

 


熱心ですが

ただ、子どもの全体を見ないで

部分を見て、それで教育熱心に

なっているのかもしれません。

 

そして、ついつい

誰かと比較してしまうのですね。

 

 

父親の子育ては

確かに「正論」ですので

表だって反対はできにくいと思います。

 

でも

あまりにも息苦しいのです。

 

父親の実社会での経験則は

基本的には「人間の比較」から

生じるのではないでしょうか。

 

社会を引きずっている

父親の子育ては、どうしても

そうした視点に偏りがちです。

 

その結果

「こういう人間にならないように」

「おまえは、努力しているように見えない」

といった、悪気はないのですが

ドライな評価をふまえた上での

子育てになるのだと感じます。

 


長所を伸ばすよりも

欠点を直す子育てかもしれません。

 

 

欠点、という 「部分」が目につき

気になってしまうのでしょうね。

だから、直そうとする。

 

人間、長所もあれば欠点もあります。

それをすべて含めて

はじめて人格が生まれるのです。

 

欠点である部分を見て

その子の全体としてしまうのは

おかしな話です。

 


それでは、欠点を直さない限り

人格までもが否定されてすまうような

【強迫的な子育て】になってしまいます。

 

 

子どもの将来は、自分の将来でもあります。

決して無関係でない親子関係ですから

子への不安が、自分への不安となっている

わけです。このカラクリをしっかり子育ての

なかでわきまえて育ちあってほしいと

願うばかりです。

 

 

 

*下記の中学生の心からの叫びを

    自分の気づきとして

    捉えていただけますように。

 

 

・ー・ー・ー・・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

 

「ちょっと聞いてよ、この悩み」という

   中高生のつぶやきの紹介です。

 

これは富士田先生の講演会を

聴いての感想です。

 

富田先生から

「気づきの援助として役立ててください」

   とあります。

 

 

第6回の今日は中学3年女子

 

【ちょっと聞いてよ、この悩み】

 

(中3女子)

昔は、家に祖父がいて

いつも「ただいま」と言っていたけれど

祖父がいなくなってからは

「ただいま」も「行ってきます」も

言わなくなってしまいました。

 

父とは必要最低限のことしか話しません。

母とは、言葉を交わすと

いつもケンカになってしまうので

滅多に話しません。

 

だから

親に相談するなんてことはないです……

 

 

 

 

***************

 

素直になれる カウンセリングマインド

『気づけてよかったね、

     うん、よかった』

 

♡富田富士也先生の詩集より♡

 

「気づいた今日から」

 

自分でメモをとれるくらいに

 

子どもに

 

説教じみてしまう

 

私です

 

 

気づいた今日から

 

スケジュールを

 

たてないでも

 

子どもと一緒に

 

いられる母親を

 

めざしていこう

 

と思います

 

 

 

 

 

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

 

*今回も*

私の尊敬する恩師「富田富士也先生」の本を

参考に載せています。

詳しく知りたい方はぜひご購入してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

****************
何でも気軽にご相談してください
下記をタップしたらつながります。