[あなたしかできない子育てを]
1万人の子どもと関わった保育士
らくらく子育て術アドバイザー
『 ふ み え 』です。
出会った1人ひとりのママに
“今 あなたに大切なこと”を本音で伝えます。
No.881
<シリーズ>
「ストレスから子どもを守る」
このシリーズは・・・
今回で最終回です。
子どもがストレスを小出しにする
リスニングについての続編です。
「弱音が吐けると未来が開けます」
子どものストレスを小出しにするリスニングを
ご紹介してきました。
つぶやきは
「きっとネガティブな自分の感情に
気づけたからできるのだと思います。
あきらめでもなく…
なぐさめでもなく…
強がりでもなく…
『これが私なんだ。
少なくともこんな私の弱音を
しっかり耳を傾けて聞いてくれた人がいた』
という事実が
自己肯定感を生んで
気持ちが楽になるのでしょう!
子どもの気持ちを『聴く』ということは
★言葉ではなく言い尽くせぬ気持ちを
子どもからくみ取るように聴いて
その思いを言語化して
フィードバックすることです。
【💓そのために大切なことは💓】
★子どもが話しやすくなる言い方を
心がけること。
★へりくだった言い回しや下心を
持っていたら謙虚さが伝わりませんよ。
ここからは
事例を紹介していきます。
子どものつぶやきから
声に出してみるのも「リスニング」の
イメージトレーニングになりますので
ぜひワークをしてみてね。
9.遊び観 編 (2つ)
10.将来観 編 (2つ)
■ストレスに「負けない」というと
ストレスに耐えることや我慢することを
誰もが想像します。
子どもは
嫌なことをがんばって成し遂げる姿。
つらいことにじっと耐え続ける姿勢は
健気で立派です。
たしかに、今の子どもたちに
耐えることを教えることは大切です。
でも、
耐えることができない場合があるのも事実です。
子どもが
ひとりで抱えきれない不安や悩みがあるとき
周囲に手助けを求めても
それは非難されることではありません。
耐えると同じくらいに賞賛されていいことだと
思います。
この世の中には
ひとりで耐えても解決できないことが
たくさんあります。
ひとりで努力しても
報われない場合があるのです。
そんなときは、
弱音や愚痴を聞いてほしいのです。
努力しても報われないことを
受けとめてもらえてこそ
いつかこの努力が実る日がくると
信じる意欲が生まれます。
子どもが
*弱音を吐いてくれる
*甘えてくれる
親としては喜ぶべきことでは
ないでしょうか?
そんな親でありたいと思っています。
では、子どもから懐いてもらえる親は
どんな親なのでしょう?
・スキのある親
・自分を飾らない親
・建前を押しつけない親
・「失敗してもいいや」という
気持ちを持つ親
*親も
小心さ、影の部分、弱さをさりげなく
出してみることです。
『いい子』で育ってきた親ほど
“立派な親”になろうとします。
間違いを犯さず
いつもきちんとして
規則正しく生きようとします。
でも、どうでしょうか。
失敗が許されない
ルーズさが認められない生活ほど
息苦しくて
緊張してしまうものはありません。
子どもにとって
親はことさら立派である必要ではありません。
“いい親”を演じてしまわないでください。
子どもに対しては、親として
あるいは母親・父親として
一個の人間として、欠点を隠さず出し
弱音を吐いてかまわないのです。
そして
弱音を吐くということは
自分のネガティブな感情に気づくことです。
まさに自己肯定への第一歩です。
自分が自分を肯定できることが
大切なのです。
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*今回も*
私の尊敬する恩師「富田富士也先生」の本を
参考に載せています。
詳しく知りたい方はぜひご購入くださいませ。