私と彼氏との話し合いが行われました。というと他人事のようだが
少しでも前進するために私は真正面から体当たりした。
あと一歩でとてつもなく大きな言い合いになりそうだった。
それでも私は逃げなかった。
今まで、ウジウジしていた私を捨て、お腹の子のために
きっちり話し合わなければという姿勢だった。
「これからどうしようと思ってるの?」と私が彼氏に聞いた時に
「引っ越さなければならない。
そのために部屋を探さなければならないという事くらい」と
少々なげやりに言った。
私は少し黙って「少し攻めすぎたかな」と思った。
ちょうど、お昼だったのでごはんを食べ、時間を空けてから
しばらくしてもう一度話を彼氏にふった。
私が一方的に攻めたり、追い詰めたりしないように
私達が私達の子のために
どうすればこの子が幸せになれるかの話し合いを。
それだけを考えて話をした。
とにかく、お金がないことは事実で、
助けてもらわなければならないことも事実。
しかし、彼氏はどうしても私の母親にお金を出してもらったり
私の実家で出産することは反対のようだ。
私からすれば、彼氏のご両親にお金を出してもらったり
彼氏の実家で出産をする事に引け目を感じるのと同じ事だとは思うが、
それ以外にも彼氏は母親に対して嫌だと思う事があった。
それは、母親がとにかくお金を使おうとしているだけだ
とそう言って聞かないのだ。
「私の母親にとっても孫なわけだし、嬉しいからあれもしてやりたい
これもしてやりたいと思うのは普通の事だと思う。
前にも言ったけど、何かを買ったりする事だったりでないと
愛情表現が出来ない人なんよ」
と、何度も彼氏に言ったのだが、それでも彼氏は首を縦にふらない。
彼氏は私の母親からの援助はいらないとそう言い切った。
しかし、母親の気持ちはわかってほしいと思い、
「お母さんは本当は何かしてやりたいとすごく思ってるんよ。
それは勿論、嬉しいし、私の事が心配だから。
それでも、私達がこうしたい。こうしますって言ってくるのを
待ってるんよ。だから何の援助もいらないならいらないと
ちゃんと言わないといけないし。もしかしたら嬉しくて
ベビー服の一枚でも買うかもしれないけど、それは
お母さんの気持ちとして受け取ってあげたい」と
そう言った所、よっぽど母親とは関わりたくないのか
一瞬、しかめた顔をしたがうんと頷いてくれた。
そして、出産の場所だ。
私は彼氏の実家で産む事に対して、
はいともいいえともはっきりは答えていないが
きっと彼氏は譲らないであろうと思っている。
しかし、彼氏のお母さんに私の実家で産みたいと
告げてしまっている事もあるので、それはどうなるかわからないが
たぶん、彼氏の実家で産む事になりそうだ。
彼氏曰く、彼氏の実家で出産してくれた方が安心だ。という事と
実家周りには1歳2歳の孫がいるおうちが何軒かあるから、
ベビーベッドなどのかさばるものはもらえるかもしれないという事だ。
確かに、お下がりがもらえるのはいいかなと思った。
それは、私達が自分達でお金が出せない状態だから
少しでも安く済ませられるなら済ませたい。
もしも私の実家で産むとなると、母親の性格、母親の考え方
それを考えればいくらかかったって全て新しい物を!と思うだろう。
お下がりでも、近所で1歳2歳の子がいるような家はない。
しかし、まだ少し考えている自分がいる。
どうしても実家がいいとはなかなか頑固になれず、
実際、彼氏の実家でも産むというのもすごく嫌だという訳ではないのだ。
結局、出産の場所の話は終わり、話し合いも一旦休憩に。
めずらしく、彼氏の方からちょっと行かなきゃいけない所があるんだけど
一緒に来るか?散歩にもなるだろうと誘ってきたのだ。
いつもこういう話し合いの後、彼氏はふくれっ面で、無口になるのだが
どういう風の吹き回しかとも思ったのだが、私も気分転換したかったので
一緒に出かける事となった。
そして、並んで歩いていて、少しは前向きに何かやろうという
そういう気持ちになったのかなと
私は勝手にそんな事を考えていた。
のんびり歩きながら、彼氏と話の続きをしていた。
彼氏のお母さんに早く電話をして、話し合いをしなければいけない事。
出産のために準備しなければいけないもの、それにかかる費用。
引越しの場所、引越しのためにいる費用など、
一度計算してみたほうがいいよね。など。
今までの中で一番現実味のある話をしたように思える。
出産には保険に入っていれば一時金がもらえるよ。
そのお金をもらうためには私が彼氏の扶養でないとダメだよ。
じゃぁ入籍を先にしなければいけないね。
そのお金は出産後にもらえるものだから、
それは彼氏のご両親に後で返すようにすればいいんじゃない?
など、お金の事に関しても、今までよりも前に進めた気がした。
私は私で出産や引越しにいる費用をだいたい見積もり
彼氏には明日にはお母さんに電話して、本当にお下がりが
もらえるかどうかもきっちり聞かなければいけないし
お父さんが高熱を出したというのもあるから、
いつ頃京都にきてもらえるかもきいてほしいと
そう伝えた。
そして私が最後に彼氏に言ったのは、
「お下がりをもらうにしてもベビー服とかは新しいの買ってあげたい!」と。
彼氏は「勿論それはそうだよね」とそう言ってくれた。
小さいけれど、私には希望が見えてきた。
我が子のために、やるだけの事はやってあげたいし
我が子のためなら、彼氏も動いてくれると
今日、話していて改めて信じようと思った。