親子関係カウンセラーの川島ゆうこです。
次のようなお悩みがありました。
3歳の息子は児童センターに行っても、私にくっついてばかりいて、友達と遊ぼうとしません。
楽しく遊んでいる他の子たちを見ていると、羨ましくなってしまいます。
他の子よりも自分の子が消極的でダメな子のように感じて、悲しくなったりします。
自分の育て方も悪いのかなと思ってしまいます。
子供の将来も不安になったり。
他の子と比べすぎずに、親子で楽しく過ごせるようになるには、どうしたらよいですか?
(3歳男の子のママ)
子育てする中で、他の子と成長を比べてしまうことは、よくあることだと思います。
そして、他の子に比べて自分の子が、劣っているように感じてしまうこともあるかもしれません。
そうなると、自分ごとのように辛くなってしまう時がありますよね。
消極的に見えるわが子に対して、
この子は、このままで大丈夫だろうか?と心配になったり、
もっと自分を出せるようなかかわり方が、あるのかもしれない、と焦ったり。
なるべく頑張って、大勢のお友達と関われる所に連れ出したり。
我が子の幸せを願うママとしては、色々悩んでしまうのも当然だと思います。
本来、人と比べることは、人間の本能として当然のことで、
よりよく進化するために必要な、能力の1つだそうです。
なので、他の子と比べることは普通のことなので、
安心してください。
ただ、比べることが良い方向に働けばよいですが、
悪い方向ばかりに働いてしまうと、劣等感にさいなまれて、苦しくなってしまいますよね。
そんな時、比べることが楽しくなる、たった1つの方法があります。
それは、比べることで、「我が子の長所探しゲーム」をすることです。
長所を探す時、普通は良いところに注目すると思いますが、
このゲームのやり方は、ちょっと違うんです。
なんと!!
ダメだなと思うところから長所を探すゲームなんです。
他の子と比べてダメだなと思うところが、
実は他の子にはない長所だとしたらどうですか?
例えば、消極的なところがその子の長所と捉えることができるとしたら?
長所と短所は裏表なので、短所に見える事でも必ず長所が隠れています。
消極的なところを別の視点から見てみると、
例えば、
・控えめで落ち着いている、
・周りの人を大切にできる、
・人を傷つけない、
・聞き上手、
・慎重に物事をすすめるため、リスク回避ができる、
・一つの物事を深堀りできる
などの長所が見つかります。
他にももっとあると思いますので、探してみてください(^^♪
今までは見えていなかった、長所が発見できたことで、
何か気持ちの変化はありましたか?
そして、その長所を認め、子供に伝え、どんどんのばしていけば、
その子の個性が輝き始めます。
さらに、ありのままの自分を認めてもらえたことで、
子供の自己肯定感が育ちます。
自分を認められる子は他人も認めることができ、
お互いに補い合いながら生きていくことができるでしょう。
そして、自信を持って自分の長所を輝かせる場所を見つけ、
充実した人生を歩めることでしょう。
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