こんにちは。

 

 

おやこ遊育らぼ 井本 綾です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 


 

今回は「遊びのパワー」についてお伝えします。

 

『学び、問題解決、創造性は、遊び心を妨げることによって悪化し、遊び心を促進することによって改善する』

(ピーターグレイ著「遊びが学びにかかせないわけ」より抜粋)

 

学びや問題解決、創造性を育てるには遊び心が大切ということなんですが、どういうことなんでしょうか。

 

 

こんな実験がありました。

バージニア工科大学のジェイムズ・マイケルズらの実験。

 

大学の学生センターのビリヤード場で学生たちを観察。

はじめは目立たないように観察し、プレイヤーたちを熟達者と新米を見分けるため、成功したショットの割合を数えた。

その後、プレイヤーに、あなた方のパフォーマンスを評価していると伝えた。

すると、ショットの成功率が変化が出た。

 

熟達者は71%から80%へ上昇

新米は35%から25%へと低下

 

つまり、自分のパフォーマンスを評価されるとわかった時、すでに高いスキルを持っている人達の結果はよくなったが、そうでない人たちの結果は悪くなったんです。

 

 

これって、子どもたちにも当てはまります。

 

例えば、塗り絵でもお絵かきでも「ちゃんと塗らなきゃいけない」「きれいに描かきゃいけない」など

評価の対象とすれば、どんどん萎縮して、パフォーマンスが下がります。

 

自由にできないと、その遊びへの意欲の低下にもつながる可能性があります。

 

 

もうひとつ実験をご紹介します。

 

ポールハワードジョーンズとその同僚の「芸術的な創造性を高める方法」を明らかにするための実験。

 

小さい子どもたちにコラージュを作ってもらい、のちに審査員に評価してもらうというもの。

コラージュを作る前に、一部の子どもたちはパン生地を使った自由な遊びを25分間行い、遊び心を刺激しました。

もう一方の子どもたちは、文章を書き写すという遊びではない活動を25分間行った。

結果は、事前に遊んだグループのほうが審査員等の評価で創造性が高いコラージュを作成した。

 

つまり、事前に遊んだ子のほうが創造性が高いと評価されるコラージュを作ることができたという事です。

 

 

この二つの実験から、遊びは評価するものではないことと、創造性を伸ばすことが分かります。

 

 

遊びには

「やる」「やらない」「やめる」の自由

があります。

 

子ども自身が選択できるんです。

 

ですので、大人ができることは、きっかけや環境を作り見守ることです。

 

そして、

 

遊びは結果よりも過程が大切

 

なんです。

 

子どもって、保育園や幼児教室でいろんなものを作ると思います。でも持って帰ってきたものにはあまり興味を示さず執着していない場合が多いです。

これは、子どもにとって出来上がったものよりも、作った過程に意味があるからなんです。

 

みなさんはどう感じますか?

 


 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

今日もみなさんが笑顔で過ごせますように。


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