いいです、一言で言うと。



久しぶりの更新でいきなりすみません汗


少し前の小説で今更感が拭えないところもありますが、作者があの『永遠の0』の百田尚樹である事、本帯に『泣ける』のキーワードがある事に目を惹かれての衝動読みです。



5話の短編集で、いずれの話もクリスマスイブの夜に起きた奇跡を描いた作品。内容自体はいずれもシンプルですが、思わず一気読みしてしまいました(笑)




クリスマスイブにリストラされたばかりか、兄弟の窮地を救う為に無一文になってしまう女性に訪れた奇跡。


イブの夜、契約最終日の派遣先での残業が思いもかけない出会いを呼ぶ奇跡。


余命僅かな若い女性に一生分の幸福をもたらした奇跡、


過去のほんの小さな嘘を引きずる後悔を嘆きながら拾ったタクシーで起きた奇跡。


そして、家族や恋人を失い死を覚悟して辿り着いた町で出会った奇跡。




今の世の中、こんな夢を見ているような話が本当に起きる訳がないとか、所詮空想の世界だと思うのも事実ですが、どの話も完結に人を愛し人生を謳歌するという事の意味、そして幸せとは何かという事をシンプルに教えてくれた気がします。


サンタクロースなんて居ない。いや、もしかしたら何処かに居るのかもしれない、と思わせてくれる。そんな本です。


秋の夜長にあまり深く考えずに読むにはお勧めの一冊です虫の声



★★★★★