[どんな瞑想を行うか]
瞑想をするには、まず先達者の教えに習うことが適切だが、常に自己の心身の声に素直に耳を傾けることを忘れてはいけない。両者のバランス感覚が大切である。
瞑想などのインナーテクロノジーには、向き・不向き、レベルの適切さがけっこうあるものである。
人生にはいろいろな生き方、いろいろな段階があるのと同様に、瞑想にもいろいろな方法、いろいろな段階がある。
理論にのめり込むまず、常に実践を第一にして、心を自由にし、今の自分に最も合ったものを選択していく。
〔猪突勇進〕
この道は、一度進み始めると、怠けは許されないようだ。
瞑想によって心身の状態が高められた後に、今日はちょっと一休みと元の状態に戻ると、現状維持をしているときには感じないような落ち込みを感じる。心身がどんよりと曇った感じ。
だから、中途半端に足を突っ込み、怠け心を起こすくらいなら、やらないほうがましなのだ。
そうならないためには、勇気をもって突き進むのみ。
また、瞑想をしていると、自己の様々な面が強まる。良い面も強まれば、悪い面も強まる。
そして、人生を想いもよらぬ方向に転換させることがある。
人生は選択の連続である。
人生のいろいろな場面において、自己の心の選択にしっかりと責任を持たなければならない。
特に瞑想を始めると、人生の流れが大きくなるから、常に自己の心の選択を誤らないよう注意しなければならない。
何か思いがけないことが起こったとき、悲しみ、恐怖、怒り、憎しみ、不安の感情をもって臨むのか?
それとも、勇気、穏やかさ、親切さ、愛情、歓喜、清濁併せ呑む大きな心をもって臨むのか?
無意識に周囲の出来事に引き摺られることは避けなければならない。
そのためには、毎日、瞑想のためだけの時間をもって、自己の心身を見つめ直し、心身の錬磨に励む。
〔瞑想のための時間と実生活での瞑想〕
瞑想をするためだけの時間を持つことは大切だ。
この時間がないと瞑想が進歩しない。
さらに、この時間以外の実生活においても、瞑想で養った状態を保つよう努力しなければならない。
そして、この努力が、またとても効果的なのだ。
実生活では、思い通りいかないことがたくさん起こる。それでも瞑想の心身を保つよう努める。人生の風雪・荒波が心身を磨き、高めていく。
では、実生活で瞑想の心身を保ち続けるにはどうすればよいか?
「瞑想のためだけの時間を持つ。」
この繰り返し。
〔努力の方向〕
今日は、どんな勉強をするぞとか、どんな仕事をするぞとかいうよりも、
今日一日、自分がなりたい自分をイメージしながら、小さな課題をクリアしていくぞ
といった努力。
実生活における小さな達成ももちろん大切だが、生涯における大目標を常に忘れない。