福岡市美術館で『黒田家の美術 きらめきの大名道具』展を
見てきました。
黒田家は52万石。財力を考えると54万石の熊本の細川家と
大きな違いは無いように感じますが、細川家よりもかなり地味。
軍師官兵衛の中で、黒田家のモットーは”倹約”という台詞が
ありますが、そのせいでしょうか?
それとも細川家がコレクターだから?
しかし、地味とはいえ、そこは52万石。
良いものがしっかりと揃っています。
今回特に良かったのは、掛け軸や屏風などの日本画。
桃山~江戸にかけてと、時代があまり古くないことと
保存状態が良いおかげで、色鮮やかな日本画が楽しめました。
古い美術品を見ると、当時の色などが分からないものが多く、
”今回の展示は全部墨絵?”と勘違いしてしまいそうな時も
あるのですが、今回はそんなことはありません。
書かれた当時の雰囲気を存分に楽しむことができました。
他にも茶入れや蒔絵の素晴らしいものが沢山ありますので、
興味のある方は是非足を運んでみてください。
といいつつ、9月28日(日)で終わりです。
見に行かれる方はお急ぎください。