大学の環境改善についての意見を聞かせてほしいという話が大学側からあり、来週もいくことになった。
春休み中三回目だ。大学が学習環境の改善に取り組もうという姿勢だけでもすごいことだ。
周りの生徒にも話を聞くうちに いろいろな問題点が浮かび上がってきた。
前記のパワーポイントでの授業に際してのレジュメの文字が小さいなどすぐ改善できることもあれが
難しいこともある。予算の問題もそこに立ちはだかる。
1つの棟で1000人以上が講義を受けているところでも、 男子トイレの大の方は全部で10?
10分休みに列をなしても、用を足せる人は限られている。
どのような基準で設置されているのか自体不可思議である。
雪国でもある、当大学では大通りに面していなくて狭い道路もある。
さらにそこは私道路だったりして、除雪は入らない。
そして、歩行困難な道路ができる。
地元の生徒でも転ぶところは、関東からきた学生にとっては過酷な通学路となる。
私はできるだけ改善しようと 毎日「つるはし」をもって通学していた。
まったく不審者である、凍った道路の厚みは30センチ以上あり、毎日1メートルのノルマを自分に課して
人知れず割っていた。市は?大学は?通学路を除雪はしないのだろうか?
今回いろいろな話をして、あることに気がついた。
大学構内の清掃は各学部ごとに入札で決められている。
ある学部では講義室は清掃の対象外だというのだ。
当然のことながら、日々チョークの粉が飛び交う講義室は大変なことになる。
だれも清掃しないのだから当然である。
今年は雪が少ないとはいえ 北国の気温はマイナスになる。
講義室の温度も10度以下は日常茶飯事であり、
4度ということもあった。しかし、暖房が入らないのだ。
寒いのに追い討ちをかけるように湿度は40%を切り32%というときもあった。
この環境は風邪をひいてくれということなの?と思われることだ。
たまに暖房が入ると 以上にあつくなり、教官はたまらず窓を開け、
教室にもよるが プロジェクターが高温のためか動かなくなる。 当然講義は中断となる。
そのような設備なのに、カーテンはボタンで自動開閉する。
まったくどこにお金をかけているかわからない。
今は講義中、いろいろなマイクを使うことができるらしい。
上手に調整する教官もいるが、よく聞こえない教官もいる。
しかし、だれも「聞こえません」とはいわない。
200人以上いる教室で一番前の私が聞こえないものを後ろではどうしているのだろう?
見た顔がいたのできいたところ「聞こえないのでスマホでゲームしていた」というのだ。
空気を読む時代だからだろうか、教官は 何か言われるのを極端に嫌う傾向にある。
昔は「先生そこは、、、」と講義中意見する学生も少なからずいたが今は皆無である。
たぶん、私が一番言っていると考えられる。
教官の中には目障りな存在と思っている人もいるだろう。
仲の良い教官に話すと皆が口をそろえて言う。
「あまり言ったら、4年で卒業できいなくなるぞ」
たぶん親切心からの言葉かと思うが それってどういうことだろう。
何かが狂っている。
なぜこうなってしまったのだろうか?
人と人とが 生徒と教官とが コミュニケーションをとれない一方通行の講義なら
Net中継で十分なのではないかと考えるのはわたしだけだろうか?