アパレル関係の記事を書くため、
1~6歳くらいの子育て中のママ数人に、
ママ向けチュニックについてインダビューをしました。
「どんなデザインがいいか」
「どんな色が好みか」
「いくらまでなら買うか」
「こんなのがあったらいいなと思うチュニックは?」
などなど。
すると1人のママが言いました。
「左手で下の子を膝に抱えながら授乳し、右手で上の子にご飯を食べさせ、
その合間に隙をみて自分のご飯をかきこむ状態なのに、
おしゃれになんか気を使ってる場合じゃないのよね」
そう!そう!そう!そうなんです
実はインタビューする前から、こういうコメントが飛び出す事はわかっていたんです。
だって、私自身もそうだったのですから。
そして食事に限った事ではなく、入浴もしかりなのです。
食事を作っても、味わうどころか押し込んで流し込む状態。
入浴はカラスの行水で中途半端な洗い方。
いつになったらゆっくりトイレに入れるんだろう、
いつになったらゆったり湯船につかれるんだろう、
いつになったらすっきりと目覚められるほど睡眠がとれるんだろう、
と切実な願いを持っていた15年ほど前を懐かしく思い出しながら、
当時の自分と目の前のママたちの姿を、重ね合わせていました。
過ぎてしまえば、そんな時期もあったのよねぇ~と
思い出にひたることもできますが、
今、先の見えない真っ只中のママたちには、息の詰まる思いでしょう。
だって「365日24時間待ったなし!」なのですから。
でも15年前に比べたら、今のママたちは、気持ちが外へ外へと向いていて、
上手にストレス発散したり、自分なりの子育てを頑張っているようで、
微笑ましいです。
子育て便利グッズもずいぶん進化しているし、自治体も協力的になっています。
PCや携帯などの文明の利器を上手に利用して、
短いドタバタ期を少しでも楽しんでほしいなぁと思います。
背中に赤ちゃんを背負い、後ろに上の子、前カゴに真ん中の子を乗せ、
ハンドルに買い物袋をぶら下げて、自転車を走らせているママを見かけると、
思わず「ママ!たくましいよ!! がんばれーっ!!」
と応援したくなるゆきえでした。