おかん塾の浦入智子です。
大学受験もいよいよ大詰めですね。
おかん塾の受講生さんからは、
ほんの2年前、あれほど悩んでいた息子さんとの関わり方だったのに、
もうね、ビックリするほど勉強しまくって、志望校合格!なんて報告もよくいただきます。
もちろん、不合格もあります。
以前、親業訓練一般講座の中高生の親向けクラスに参加くださった方からの報告のメールですが、
紹介しますね♪
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こんばんは。○○です。
ご無沙汰しています。昨年は貴重な時間をご提供いただきありがとうございました
ご報告したい事がありメールしました。長くなりますがお付き合いください。
受講中に体験する機会がなかった「能動的な聞き方」を試す機会に恵まれました。
共通試験は目標に到達し、第一志望に出願したものの、予定どおり(予想通り)前期試験は不合格の結果となりました。
その報告はLINEでありました。
それが以下の内容です
落ちた
連絡ありがとう
残念やったね
うん
予想通りやった
覚悟してたんやね
うん
でもそこまでショックでかくなかったから、自分でも勉強足りてへんって自覚してたんやと思う
落ち込むとこまでいってないんや
あと一ヶ月時間あったらって、言ってたもんね
うん
ごめん
お母さんに謝らなくてもいいんよ
金払ってもらってたのに
全然勉強してなかった
迷惑だけかけてごめん
お金で迷惑かけたって思ってるんや
あんたの納得いく道を選んだらそれでいい
本人を目の前にしていなかったので、私も落ち着いて対応できました。
仕事中だったので、最後は私の方から話を切る形で終わり、本人の決意を聞くところまで至らなかったのが非常に残念ですが、
教科書通りの反応が返ってきたのにはびっくりしました。
初めて素直に心の内を吐露してくれたと思います。
その二日後の深夜の2時、次男から長男へラインがあり「今から部屋に行ってもいい?」と送信され了解の返事を送ると、部屋に来て泣き出したようです。
今まで、長男を見下していたようなところがあり、喧嘩はしませんが、仲のいい兄弟とは言えませんでした。
長男もびっくりしたようで、話を聞くと、「悔しくてたまらない。今後どうしたらいいのか自分でも分からず眠れない。後期に合格しても、その大学に進学していいのか。夢をあきらめていいのか。浪人すべきか。」等悩みを全て話したようです。
長男は、自分の経験、浪人した友達を見て感じたこと、浪人することのメリット・デメリットを整理して説明し、浪人するならお金を出すのは父と母だから二人に本気を見せないといけないとアドバイスしてくれたようです。
本人はもう少し考えてみると部屋を出たそうです。
このようなことがあり、親子関係も兄弟関係も改善され、結果は残念でしたが嬉しいことがいっぱいありました。
後期の結果がどうなるか不明ですが、彼がどんな選択をするのか(選択の余地は無いかも)楽しみです。
その時、どう対応したらいいのか。今、また教科書を読み返して勉強しています。
初めてで下手でしたが、能動的な聞き方になってましたよね。今度はもっと上手に聞きたいです。
最後のチャンスと思い、仕事を休むことに後ろめたさはありましたが、思い切って「親業」を学んでよかったです。
先生、ありがとうございました!
長くなってすいません。
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きっと、ものすご~~~~~~~~~~~~く嬉しかったでしょうね
こちらこそ!
親業を信じて受講し、講座が終わっても真摯に試しつづけて、そしてそしての報告をありがとうございました♪
講座が終わって数か月後のこんな報告は、その間の時間も感じられて、超うれしいです。
このLINEを内容を拝見すると、能動的な聞き方を「教科書通り」に実践されていますね。
ホントに、ほぼ100点みたいな内容〜
そして、彼の反応も「教科書通り」で、ビックリされたかもしれませんね。
私も、もっと気をつけたいと思いました(←コレ、ホンネです)
息子さん
初めはそんなに落ち込んでいないって言っていますが、心の鎧を脱ぐことができたようですね。
すると、自分でも予想外の自分に出会うことがあります。
これは、誰でも同じだと思いますが、大切なのは「気づかせてあげる事」ではなく、自分で気づくことです。
ピンチの時にこそ、心を開いて、ホンネが言えて、
そして、そのホンネをそおっとしっかりと確実に受け止められる実感を持てる事。
それができる事は、母親としては心が震えるほどの喜びだと思います。
愛する息子の為に、
彼が思い切り自分の人生を立ち向かっていけるように、
心を癒し、
心から前向きになれるように、
エネルギーを回復して満たしていく過程をお手伝いできること。
そして、
ピンチを乗り越えて、ピンチを好転し、バネにして、まるっとチャンスに変えていくような、そんな姿が間近で見れることが、(そしてこっそりお手伝いができることが)
母親としての醍醐味だと思うのですよん
不合格だけど、すごく嬉しいって、、、
え?
って思うかもしれませんが、事実ですよね。
なぜなら、
私たち母親が本当に望んでいるのは、息子が単に受験を合格することではなくって、
それよりも、
たとえ結果が芳しくなくても、
彼らが自分の力で自分の人生の困難に立ち向かおうとする姿勢を観れる事と、それをお互いが心地よい距離感で応援できる自分でいることあり、
お互いの未来を信頼できる親子でいられることを、実感として感じられる事だと思うからです。