高校生のお母さんが多いおかん塾では、

スマホ問題は避けては通れません。

 

 

いつもその問題が出て「どうしたらいいのですか?」みたいな質問になるので、ちょっと整理しておきますね。

 

 

そもそも

スマホ問題とは何でしょう?

 

 

これは、スマホの使い方の問題ですね。

 

 

単にスマホを使用している時間が長くて、見ていられない、やめてほしいと思うということとか、

勉強に差しさわりがあるとか、

 

 

親は、いろいろな理由で、子どものスマホをしていることが許せなくなります。

 

そして、スマホを「どう規制すればいいか?」という視点で考えます。

 

でも、そんなに単純に考えられることではないと思います。

 

親が規制すると、子どもは反発するのは、もう当然の人間の心理だと

誰もが気づいているから、

 

親は、「規制」が成功しても、もちろん失敗しても、どちらにしても悩んでいるのだと思います。

 

でも、

親が子どもに任せられないのは、

スマホを自由に持つようになるまでに、子どもの責任感や自律心が育てていない

 

という事の裏返しだと思う。


クローバー
 

 

スマホ問題は

親子関係が真に健全で、人として対等であるか?という問題が表面化したものです。

 

 

すなわち、スマホ問題が大きくなっている親子関係は、

親が上、子どもが下になっています。

 

 

「人として対等な信頼関係」が育っていません。

 

 

子どもは、親から一人の人として認められて、信頼される存在でありたいと思うから、

 

自分の行動に責任を負おう規律心を育てていくのです。

 

 

人の心が育つには、

信頼されている、大切にされているという「心のふれあい」が必要。

 

 

ですが、

 

もし、あなたが、

 

そうはいっても、なかなかそんな理想的な子ども、理想的な親子関係にはもっていきにくい。。。

 

そもそも、子どもを信用できない。。。

 

 

と感じているのなら、

それは、お互いが人として信頼できる関係に育ってないと言うことだと思う。

 

 

親からの信頼してもらえず規制される子どもが育てるのは、

親への反発心や依存心です。

 

 

規律心や責任感は育ちにくいです。

 

 

だから、どうするか?です。

 

 

私は、

親から働きかけて親子関係を変えていこうと言いたい!

 

そして、そのためにどうすればいいか?の、具体的な方法論をぜひ知って学んでほしいです。

 

 

そもそも、

いい親子関係とは、

何でも言い合える「仲良し親子」をイメージしている人が多いですが、

そうとは限りません。

 

 

親子が依存しないで、

お互いが自立した存在として対等であることです。

 

 

ここ、

多くの人がわかっているようで、ホントは全然わかっていなかったことに、

人間関係を学んで気づきます。

 

 

真に自立した大人へ育てるために、

スマホ問題をサクッと乗り越えられる、自律心、責任感、思いやり、信頼のある親子関係を築いていく。

 

 

それが、おかん塾が目指す親の成長であり、みちすじです。

 

 

ゴードン博士は、親の甘やかしや放任がいいとは言っていません。

 

社会性や規律は大事です。

でもそれは、他人からの押し付けでなく、自分の内的な規律心から起こる気持ちであるべき。

 

その為に、

まず、親の言葉、言い方、伝え方などのコミュニケーションを変えていきます。

 

 

スマホ問題など、親子の対立が起こっている時も、プロセスを踏んで、丁寧にお互いを大切にしながら向き合っていく。

 

 

親も不完全な一人の人間ですから、

そんな、姿勢や伝え方こそが大切です。

 

 

めざすのは、子どもをコントロールすることでなく、子どもが自分で自分をコントロール、自己規律することですから、ここは諦めずに進んでいきましょう!

 

親にとっては、今までの考え方や価値観の大改革を迫られます。

 

でも、こんなに捨て身で自分の大改革に挑めるのも、子どもがいるからこそだと思います。

 

ですが、

人間関係は例外なくとてもシンプルなもの。

 

 

親子の対立を解きたいなら、まずはお互いを理解しあうための、対話ができる状態、すなわち心のかけ橋をつくっていくことです。