親は、子どもとの会話は、ほとんど無意識で行っていると思いますが、ほんの少しのコトバの差が、積もり積もって大きな影響になってきます。

 

思春期の親子関係が悪くなるのは、理由があります。

 

親にとっては、

子どもが急に変わってしまった!と思う事もあるかもしれませんが、そうではないのです。

 

 

最近、テレビで

子どもに寄り添いましょう、、、みたいなことを言っているのを耳にしました。

 

「寄り添う」って、どういうことか、わかりますか?

 

自信を持ってできていますか?

 

たとえば、親が良かれと思っているコトバの中にも、要注意なコトバがあります!

ひとつ、例をあげると(思春期クラスのお母さんがよく言うコトバです)。

 

しんどうそうなあなたがスゴク心配。
だから、いつでも話を聞いてあげたいなって思っているのよ。


これ。

もちろん、この言い方でも問題がないという場合もあるでしょうが、

子どもによっては、「ウザい」「押しつけ」と思われる可能性があり、おすすめしていないコトバ遣いです。

 

あなたは、どこが地雷ポイントなのかわかりますか?


クローバー 

 

 

「話を聞いてあげたいな」

 

この時点で、

「要らん」って言ってしまいそうになりませんか?(笑)

 

 

これが、

「話を聞かせて」

となると、「お願いモード」になりますね。

お願いとは、相手に判断を委ねられている状態ですから、相手はどうするか選べます。

 

 

「話を聞きたい」

これはどうですか?

これは、聞き手の「意志」を伝えています。

 

 

実際には、その「コトバ」がウソ偽りのない本心であることが大事なのですが、

話し手が心を開くのは、「強制」のない時、完全に自由であると感じられるときなのです。

 

クローバー

 

親は毎日、どれくらいの言葉を子どもにかけているでしょうか?

 

毎日のコトバをちょっとだけ変える。。。

 

すると、

こんな、ちょっとした一言の違いがどんどん積み上がって、いきます。

 

子どもは、あなたのちょっとした一言から、

あなたが自分をどう扱っているのか?というところも、すべてくみ取っていて、

 

なので、

一言を丁寧に変えていく作業は、親の想像以上の効果がでるのです。