子育てに軸があることの、いいことは、
自分が大きく崩れるリスクが、格段に減る事です。
私たちが、母親として本当にツラいなあとか、苦しいなあと思うのは、
子どもに怒ってしまうことでなく、
子どもに怒ってしまう自分を止められない事なのかなと思います。
感情的に怒ることが、
子どもにとって悪影響を与えるだろうと、十分に理解しているのに、止められない、
そんな自分に対して、苦しくなり、
そんな自分になってしまう原因を作った子どもへ、怒りの矛先が向かってしまうのかなと思います。
そんな時も、冷静に、
自分の本当に言いたいことが、過不足なくパチッと言えると、イライラは格段にスッキリします。
子どもが何かやらかした時に、
自分の心が大きく揺さぶられるその瞬間に、
理性をもてること残せること。
自分の見苦しい姿を、ギリギリセーフで子どもに見せずに済むこと
自分の言葉で子どもをめった刺しして傷つけてしまうことを、寸前で、踏みとどまれること
子どもから軽蔑される恐れが格段に減ること
子どもから恨みを買う恐れがない事
親子の信頼関係が崩れるという、最悪のケースがまぬがれること
このことが、
精神衛生上、どれだけ、ありがたいとか。
本当にツラいのは、
自分が子どもを責めてしまっているという事実が、自分で自覚があるからこそ、そんな自分がイヤでツライのだと思います。
言いたいことを、
どこまで言うか?
どう言うか?
「アウト」と「セーフ」の境界線は、すごく大事です
言い方は、P257にありますよ。
親の「本当に言いたいこと」をどう伝えるか?
ここは、コツがあります。
そもそも、親子関係が真に対等であるなら、子どもは親の感情、価値観や考え、信条にも耳を傾けます。
P246「親業を失格しないために-できること、できないこと」も、最初から読んでみてね。
親業を学ぶことは、
メソッドを実践することで、親子の明確な「境界線」を持てるようになる、自分の学びと言えると思います。
この境界線を、踏み外さない事で、
自分を理解してもらったり、
相手を理解したりすることが、格段にできる「関係」に育っていきますから、
より、率直な自己表現が可能になります。
この「境界線」のとり方が上手くなると、子どもとの関係づくりがスムーズになってきます。
自分を理解してもらう努力や、
相手を理解する努力、
そして、二人の間の「問題」を解決していこうとするプロセスの中で、人は自ら「成長」するようです。
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