皆さんからいただくメッセージに、ブログ内でお返事させて頂こうと思います。
対面で直接のやり取りを交わしていないので、誤解される怖さがありますし、
それから、「ああこんなもんだね~」と一旦解釈されると、なかなか修正できないのを知っているので、それもビビっていますが、、
でも、こんなに熱心に学ぶ意欲がある方を、放っておくのは忍びないのです。
この方はメールを頂いて、返信をお送りしているのですが、不達になってしまいます。
なので、ここで返事させてね。
メール、オープンにします。
同じようなことで悩んでいる人は参考にしてね。
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ちこさん、こんにちは!
(いつも浦入様のことを勝手にちこさんと呼んでいるので、ちこさんと書いてしまいました。馴れ馴れしくすみません。)
ようやく親業の本も1回読み(たぶん何回も読まないといかんですね。まだ表面的な理解です。)、今はちこさんのアメブロ前のブログを読んでいます。
アメブロ前のブログの最初の頃が、ちこさんのお子さんが小6、4、2で、私にとってすごく身近です!
最初アメブロを呼んでいると「やばっ!私、宿題とかゲームとか寝る時間とかこんなにお任せにできていない!」と思いましたが、お子さんが小学生の時のブログを読むと、ちこさんも、やきもきしていた時代があったようで安心しました。
本を読んで、ブログを読んで、えー!?そんなに自分の思いを伝えちゃっていいの!?というカルチャーショックのようなものがありました。
でも「親子の間はありのままでありたい。」という思いがあったから、今まで何か足りないと感じていたんだと気付きました。
この親業は生活で実践して身につけていくしかないなと生活の中で実践練習中です。
でもいつもいつも能動的な聞き方だと、生活しずらいので、今必要かな?と思った時にしています。
子供「お母さん、○○やったんでー。」
私「○○と思ってるんや。」
ばっかりでなく
私「なに言ってんねん!」とか、私「あっほやなー。」というツッコミで返したい時も多々あります。
子供「お母さんはどうしたらいいと思う?」って聞かれた時は
私「お母さんがどうしたらいいと思うか聞きたいのね。」じゃなく、「お母さんは○○と思うけど」と返したい時がありますが、これって子供の考える力を奪っているんでしょうか???
長男(中1)は困ったことがあると、考える前に聞くようなところがあって、どうしたらいいと思う?って聞かれた時、「どうだろねー。あなたはどう思う?それいいかもね-。じゃあ○○は?」なんて話していますが、
考えてから聞いてくる時は、こちらの意見を言ったり、いろいろしています。
それとわたしメッセージ、なかなか3部構成が難しいです。
たとえば、ご飯ができたよーと言っても、ゲームをなかなかやめないといらっとします。お絵描きに夢中とか勉強に夢中なら少々目をつぶれるのに、ゲームで来ないと腹が立ちます。
私はあまりゲームをしてほしくないと思っているからだと思います。受容線の位置が違うんでしょうね。
「ご飯できたよー。」 来ない
「あったかいうちに食べるとおいしいから、早く来てねー。」(予防の私メッセージ?) 来ない
「お母さん、ゲームでごはんになかなか来ないの、嫌いなんですけど。いらっとしてますけど。」
子供たち「はい!ごめん!ごめん!もう終わります!すみません!(←なぜか敬語)」
これって私への影響ってなんだ?と考えますが、思いつかず。
ゲームに夢中でごはんに来ない(相手の行動)
いらっとする(気持ち)
なかなか寝ない時。「小学生は早く寝なさい!(体が心配だから)」という思いがあります。
毎日、早く寝ろと言いますが、だらだら遅いです。
私メッセージで伝える時、
「あなたたちが遅くまで起きていると(相手の行動)、あなたたちの健康が心配になる(気持ち)。」と伝えましたが、「私への影響」がありません。
うーん。かといって私への影響がないから起きていていいわけではない。
3部って難しい。
先日、三男とバトルがあり、親業を使ってみました。
1回目は失敗、2回目は何とかうまくいったように思います。
1回目は
「学校行きたくない」と言って休んでしまった三男(小2)が、夕方、長男の友達と外に遊びに出ようとしたのを
「学校休んでいる日に、外で元気に遊ぶのはおかしい。」と止めた私とのバトルでした。
三男の外に行きたい気持ちに寄り添おうと能動的な聞き方を続けましたが、「行くー!」と絶叫に変わり、1時間もすると、晩ご飯だって作りたいのに、長い!と私もイライラしてきて、最後は親業が使えず、とっくみあいになりました。
結局2時間バトルしました。
毎日、これでいいのかな?と思いながら、実践しています。
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ありがとうございます。
少し前にいただいたメールなので、今はもう状況が変わっているかもしれませんね。
子育てって、状況や気分的なものはコロコロ変わりますからね。
でも、変わらない、ずっと持ち越される、あるいは上乗せされていくような「感情」もあると思います。。。。
←ここがむつかしい~~~
アドバイスとしては、
まず親業には「タイミングの法則」があります。ここが一番大事なのですが、ここが一番ムツカシイかもです。
いつもいつも「能動的な聞き方」をした方が効果的なわけではないのです。
ここも、能動的な聞き方にふさわしい時とそうでない時があると考えます。
一番ムツカシイと書きましたが、それはどうしてかというと、自分では「優しいお母さん」と思っている時でも、そもそも心が無理している可能性があるからです。
私たちは、いろいろな社会通念や母親像などの影響を知らない間にと~~~~っても受けていますからね。
それから、「評価的な見方」を外していくことも、大切です。
「評価」でなく「感じ方」を大切にします。
初めの一歩が一番大事!!!!
なのですが、ここがなかなか文字では表せないのですが、ここがわかると自ずと効果的な対応が解かります。
「なに言ってんねん!」とか、「あっほやなー。」というツッコミだって、時と場合によってはOK!ってこともあるでしょう。
もっと言うと、
「ダメじゃない!」という否定的なコトバも、心にシックリくるときもあると思うのです。
つまり、
「このコトバがいいとか、ダメだとか」
そういうことではないのです。
極端なことを言えば、
昔の子育てでは、たとえ手が出ても、今ほど騒がれていないのは、手が出ることで伝わる愛情もあったという事だと思うし、
そして実際に私たちはそんな愛情も感じてきたのではないかな。
親業でめざすことは、単なるコトバのチョイスではありません。
親業が本当に目指すのは、どんなコトバでも自由に言い合える信頼関係を築くことです。つまり、問題なし領域を広げる事です。
その為に、分かり合おうと思いあえる人間関係をめざしています。
まずは、適切なタイミングで適切なコトバを選び磨くことで、気持ちの空回りを防ぎます。
コトバが大事だけど、コトバだけでありません。
ココを理解していないと、「親業やってるけど、結局できてない」「かえってしんどい」という事になってしまうかと思います。
何度も言いますが、親業は力技やテクニックではありません。
「型」がありますが、大切なのは、
コトバと本音を一致させること。「評価」「押しつけ」しなこと。人として対等な信頼関係を築こうという心構えです。「コトバ」で補っていきます。
例えば、
「学校休んでいる日に、外で元気に遊ぶのはおかしい。」とありますが、
「おかしい」と言うコトバに、あなたの「評価」が入っていますね。
なので、このコトバをつかわないわたしメッセージを考えてみるのがおススメです。
この方は、
その後私の親業訓練講座を受講しに来てくださいました。
遠路はるばる、時間とお金をかけて。
以前のやりとりが、今となってはなつかしい~です。
私も、
子どものしつけは、真剣勝負で関わってきましたよ。
もう、命がけ?
必死でしたね。
相手は一人の人間ですからね。
それだけ、真摯に自分の全身全霊をかけていました。
人を育てる自信がなかったし、わからなかったけど、
自分の持っている「想いの強さ」で、子どもたちで潰してしまうんじゃないかという恐れがあったので、それを防ぎたかったのだと思います。
そして、
この子育ての方法を実践できたら、
彼らが社会に出た時にラクに順応できるだろうという、強い信念があったからです。
他人への配慮を当たり前にできる事、
つまり、他人が困っている時に助けたり、声をかけらること、
義務感や正義感からでなく自分の意志により見返りを求めることなく助けられるということが、彼らの社会生活でどれだけ有利になるでしょうか。
これが、私が息子たちへ贈った一番価値のあるプレゼント。
結果的には大満足です。
私は、私の子育ての試練を経て、今があります。
3人の息子たちは、それぞれ彼女にも超優しい(それでいて、自分のイヤな事はチャンと言える)素敵な紳士に育ちましたよ(と、思ってる母←いつもの息子自慢)
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