平和をこよなく愛するあなたへ
法務省が発行している保護局向けのハンドブックには、
親子のコミュニケーションを改善する親業訓練が紹介されています。
以下、法務省保護局のホームページより転記させていただきます。
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保護者のためのハンドブックについて
少年の非行の背景には，性格，年齢，経歴，心身の状況，交友関係，家庭環境など様々な要因が関係します。保護観察では，少年の改善更生を図るために，これらの状況を踏まえて保護観察に付された少年への指導助言を行います。この中で，家庭環境の安定は大変重要であり，そのためには少年と保護者との間でのコミュニケーションがうまくいき，親子の関係が良好に保たれることが必要です。
法務省保護局では，非行をした子どもの親として悩んでおられる保護者の方々の参考としていただくために，子どもとのコミュニケーションを図る方法などを記載したハンドブックを作成しました。このハンドブックは，保護観察を受けることになった少年の保護者に配布するなどして活用しますが，保護観察を受ける少年に限らず，御自身の子どもの非行や問題行動に悩む保護者の方々にも，親子のコミュニケーションをより良くする上で参考になると思いますので，是非御覧ください。
（クリックすると、リンクが開きます）
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この、ハンドブックをご覧になられて、
私の元を訪ねて下さった方もおられます。
親子関係が、マイナスの状態からでも改善できる手立てがあるのが、「親業訓練」だからです。
これは、
親が、完全に「力による強制」を放棄していると、
子どもの側で感じられる関わり方だからでしょう。
先日終わった、保護観察所での講演会には、
保護観察になっている未成年児の保護者の方と、
担当の保護司の方、
どちらもが参加して下さいました。
講師をさせて頂きまして、身に余る光栄でした。
参加してくださったみなさまへ、ご縁があり、2時間の学びの時間を共有いたしました。
本当に、本当に、感謝いたします。
講演後のアンケートを拝見すると、
保護者の方は、保護司の方に誘われて、参加された方が多かったのがわかりました。
内容はいかがだったでしょうか？
初めは緊張感のあるお顔だった方が、
終わるころには、お顔が前を向き、少しずつ変わってきたのがわかりました。
質問も、たくさん出ましたね。
皆さん、
ご自分なら「何と言ったらいいか？」照らし合わせて考えて下さったからだと思います。
今日から、使える様に、
具体的にイメージができる様に、
なるべく、要点をまとめてお伝えしたつもりです。
そして、
残念ながら、あなたが子どもに向かって言うべきセリフは、
私にはわかりません。
それは、あなたの中にある、本当に伝えたいコトだから。
子どもの心に伝わるコトバとは？
これは、
「正解」と言えるような答えは、何一つありません。
あなたの血の通ったホンモノのコトバ
これを見つける事が大切なのです。
正直で、率直な自己表現と、
相手をそのまま、変えようとせずに受け止める力。
ぶつかることは、勇気が要るものですが、
ぶつからなければ、わからないこともあります。
人は、
どうしても、自分勝手なモノの見方になりますからね。
でも、
そのことで誰かに迷惑が掛かる事実をそのまま言ってもらえると、修正していこうと思います。
日本では、
この、率直な自己表現が苦手な人が多い気がします。
私は、とてもとても苦手でした。
傷つくことが怖くて、
自分にウソをついたり、
理論武装したり、
相手を貶めたりしていました。。。。
今でも、苦手ですが(笑)
率直な自己表現は、誤解をされる恐れもあり怖いモノですが、
それよりも、
どちらもわだかまりの残らない方法で、問題解決ができる、
対話の技能を全ての人が身に付けられると、本当にいいなと思います。
戦争・暴力の反対語は、平和ではなく対話です。
『対話』とは、
お互いの立場を尊重しながら、ともに幸福に生きることができる社会のありかた
本当の平和を掴むには、私たちは対話する必要があるのはないでしょうか。
ここを、避けていると、真の平和にはなりません。
目の前にいる人に、本心を伝える事。
相手の気持ちに思いを馳せる事。
保護者会は、予定時間いっぱいの2時間。
本当に、真摯にお聞きくださりありがとうございました。
私は、コミュニケーションの為の、コトバの組み立て方について、お話ししましたが、
話の中でも触れたとおり、
テクニックではなく、その中に盛り込まれているあなた自身の相手への気持ちこそすべてです。
あなたの、その、
純粋な愛の気持ちが、あなたの大切な人のココロに届きますように。