2017年8月の記事ですが、大学受験を控えての受験生の母の心得のようなものを書いています。
そのまま掲載しますので、どうぞよかったら参考にしてみてください。
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いよいよ、夏休みも終盤ですね~
我が家の息子たちも、のんびりとのんびりと、しております。
一人(二男)は受験生、、なんですが
最近、私は大学受験に対する考え方が、かなり変わりました。
1昨年は長男(大学2回生)の受験だったし、
去年も多くの受講生さんの子どもさんが大学受験でした。
それで、
我が家のリアルな体験や、各家庭のエピソードを聞くうちに、
大学受験に対しても、たくさんの「思い込み」があることに気づいてきたんです。
昔は、
大学受験って、もっと死ぬ気で朝から晩まで勉強するもんだと思っていました。
夏休みは正念場で、部屋に閉じこもって勉強三昧。。
受験勉強って、一心不乱に、頭にねじり鉢巻きをして(古い?)、死ぬ気でするもの。
学校や塾の先生も言いますよね。
もっと早くから始めないと、
「間に合いません!」
私も、そうだと思っていました。
でもね、
最近は、「それも、違うのかな?」と思っています。
どうやら、それは、かなり「脅し」が入っているのかなと思うのです。
正確に言うと、
先生から「間に合わない」に該当する子どもたちも、
最終的には、大学受験に合格している子もいるんですよね!
最後の数か月の、
気迫の集中力と、怒涛のような追い込み、要領の良さ
あるいは、
もっと軽やかに、あっさり合格♪しているケースもあるのです。
では、
受験勉強の時間が短いのに、難関校に合格したケースでは、何が起こっていたのか?
ココは気になるところですが、
私がリサーチしたところは次の通りです(←多少偏見が入っています。あしからず)
①受験勉強に主体的に取り組んでいる
②受験勉強に飽きていない
③根拠ない自信と合格の望みを持っている
夏休みでゴロゴロしていると、つい焦って余計なコトバをかけてしまい勝ちですが、
「そんなことじゃ、合格しないよ!」
「大丈夫?」
「なんで勉強しないの?」
って、言ってませんか?
それは、
あなたは
「合格しないよ」
「大丈夫じゃないよ」
「勉強きらいなのね」
って、呪文をかけているようなもの
コトバの威力をあなどってはいけません!
何か言うのなら、
「いつからするの?」
の方が、いいですね。
どう違うか、わかりますか?
前提が違うんですよ。
そもそも、
大学受験に合格するに越したことはありませんが、
そこに焦点を当てすぎることは、「評価」のワク組みからしか本人を見ていないことになり勝ちです。
そこは、
どうなるかわからないことだからこそ、
もっと大きな視点で、捉えていたいものです。
あなたのそのコトバは、
あなたの想像以上に子どもに影響を与えています!
余計なプレッシャーをかけて、押し潰してしまうともったいないですよ~
大学受験は、人生の通過点!
本当に狙うのは、社会にでてからの飛躍です。
目指すのは、
子どもが主体的に受験勉強に取り組むこと。
その為にも、
勉強に 「ノル」 ことができると、一番理想的だと思います。
主体的な姿勢こそ、飛躍的に伸びる要素!
子どもは、「ノル」と、スゴイ力を発揮します!!!
自分で自分を「ノル」タイミングや要素を知っていて、「ノル」が自在にできるようになっていると、最強ですよね。
これぞ、自己規律。
そこで、
親が出来る最も効果的なことは、もう、
勉強に向かう気力をそがないこと!
これしかありません~
親の思うとおりに子どもを動かそうとしても、
かえって子どものやる気をそいでるって、もう、あなたも気づいているんじゃありませんか?
いや、
そんな事を言ってたら、本当に何も勉強しない子どもになってしまいます。
それでは、子どもは、どうなるんですか???
そんな声が聞こえてきそう(笑)
自分からのやる気が育っていないので、
手綱をゆるめたら、走らない子どもになるのが目に見えて心配なのですね。
でも、
このまま、力づくで勉強させて、
一体いつまで、子どもは親の言うことを聞くのでしょうか?
受験勉強や課題をサボらないように、
見張っていることは、
あなたがいなければ、勉強しない子どもに育てているのではないですか?
それは、
本当に、子どもの為なのでしょうか?
私は、
子どもが本当にイキイキと生きる為に、
彼にとっての主体性やその為の苦い経験も奪わないような、
そんな子育てを心がけています。
「おかんのせいで、やる気無くなった」なんて、絶対に言わせません!
ウダウダと、不甲斐ない自分を、噛み締めて味わい尽くしてもらいます(笑)
自分の経験こそが、真の人生の学びとなるからです。