子育てでは、頭でどれだけわかっていても、実際にはできていな事が多くあります。
今日も、
「子どもが大好き~」
「子どもの自尊心を伸ばしたい~」
と心から望んでいるお母さんが、
子どもの為に良かれと思って言ったコトバなのに、
「その言い方では、子どもを責めている様に聞こえるかも~」
「無意識に 自分は悪くないと、防衛していませんか?」
って話になりました。
え????
子育ての問題は、自分が当事者なのでよくわかりません。
親は、子どもを尊重しているつもり、です。
そんなお母さんの「思い」も受け取るので、子どもは自分が責められても無下にできずに更に辛くなる場合もあります。
ココロは目には見えない。
でも、だからこそ、安易な「評価」は禁物です。
世の中には色々な子育て講座があります。
でも、親業は、そのどれとも違います。
評価しない、賞罰を使わない、コントロールしないという部分で、一線を画しています。
褒めたらなぜダメなの?
子どもを「良い子」にしようと思うことがどうして悪いの?
それが親としての願いでないの?
そうですね。
親の願いは、子どもが「良い子」にすくすくと育ってほしいと思うものです。
で、
ココがミソ
「良い子」とはどんな子でしょう?
それは、あなたにとっての「良い子」ではないですか?
「良い」があるとすると、「悪い」があるのでしょうか?
その基準となっているのは「あなたのモノサシ」ではないですか?
私たちは親だからと言って、自分のモノサシを子どもに押し付ける立場にあるのでしょうか?
親は「自分のモノサシ」を押しつけています。
よくやったね!すごい!かっこいいわ!!
毎日、ほめて、
丹念に、コツコツと、
「私が良いと思うように生きて~」
と、言っているのです。
私は、以前、
他人の目が気になり、
他人からの評価が欲しくて、
自分自身で決断することが苦手で、
誰かに決めてもらいたくて、
不満を言いながら責任はとりたくなくて、
揺れまくっていつも不安になっていました。
その中でも、一番気になったのは、
親の評価でした。
気になって眠れない時もありました。
自分の中に「自分のモノサシ」がなくて、いつも誰かの「モノサシ」に支配されていました。
いや、
「自分のモノサシ」と「親のモノサシ」の違いにいつも葛藤があり、そんな自分がおかしいんじゃないかって、本当に苦しかった。
そして、
セルフコントロール力がある人、
本当の意味で自立している人、
自分の行動に責任を取れる人、
ミスしても誰かのせいにしない人、
誰かの評価に依存していない人、
言い訳しない人。
自分の足ですくっと立っている人、
自分で自分を幸せにできる人。。
今の言い方でいうと、「自分軸」がしっかりしている人、
こんな人に憧れていました。
そして、自分の子育てでは、自分の二の舞はさせたくないなあと思っていました。
「自分軸」は
誰にコントロールされる人生ではなく、自分の人生を自分でコントロールし、自分で自由に歩むということです。
「自分のモノサシ」をもっているということ。
そこで、大切になるのは、
親のモノサシを押しつけずに、子どもが自分のモノサシを、
毎日の暮らしの中で、ゆっくりと、確実に、着実に形成して言って欲しいなということでした。
でも、親も自分のモノサシがあるので、矛盾が起こります。
私の、「子どものモノサシを尊重したいという決意」も、毎日の生活の中で、易々と感情の波に飲み込まれてしまいます。
昔、自分の親から傷つけられた「古傷」が疼くのです。そしてとっさに身を守るために防衛し、攻撃します。
親業では、この矛盾も葛藤も対立も具体的にどうすればいいか?日常でできる様に落とし込まれています。
親のコトバを変えることで、自尊心を傷つけるリスクを減らし、アイデンティティの確立を目指します。対立も友好的に解きます。
心の奥深い仕組み全て知らなくても、毎日のコトバが方程式になっているので、使えます。
元々、自尊心が低い私でもできる!!!!
そして、子育てを通して、私自身の自尊心・自己肯定感も高くなっていったというのが、事実です。
でも、いくら今の私がちょっとばかし優しくマシな母親になり、今の私なら易々とできることを「〇〇できるでしょ?」と言っても、それはダメ。
だって、10年前の当時の稚拙な私ができないと、子育ては意味がないのよ~~~(泣)←意味わかりますか?
下手くそでもやっていかなくちゃいけない。
待ったなし。
いつもの様に、話がそれました。
でも、
まさか、これほどまでに、自由で伸び伸びと各人が人生を謳歌するように生きる家族ができるとは思ってもいませんでした。
家の中に、
一切の勝ち負けがなく、
一切のコントロールがなくなると、人間関係の次元が変わります。
だからね、
私が親業をお薦めするのです。
狙いたいのは、
子どもの「内側からのやる気」「内的動機づけ」「セルフコントロール」です。
親の褒め言葉は「外からのコントロール」に当たります。
そうでなく、自分の中から湧き出るような気持ち。
「内からのコントロール」
「自分から〇〇したい!!!」
これこれ!
ココなんですよね~~~~~
褒め言葉でつってんじゃねーよ!
(あら、失礼←ちょっと吠えてみました)
せっかくの「内的コントロール」も、気をつけないと「外的コントロール」に安易にすり替わってしまうのです。
すり替えているのは、親や大人ですけどね~~
ああ、もったいない~~~
親や大人が、なんと子どもの力をあなどっている事か。
そして、なんと偉そうにしている事か。
どうしてみんなわかんないのかなあ????
心の専門家で人間関係の世界的権威
カールロジャースの弟子であるトマスゴードン博士がつくった親業。
ノーベル平和賞にも3度ノミネートされたメソッド。
正真正銘ホンモノです。
自立心を育てるしつけ―親業・ゴードン博士
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あ、
本当に自尊心の高い人は、自分で自分を褒められるので、周りの人に褒められても、「ふ~ん」って感じです。
っていうか、あなたがどんな気持ちで褒めたのか、本心は見透かされています。
春休みに集中コースを開講してみることにしました。
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