この記事を最初にかいたのは、5~6年くらいまえです。
親業を学んで、いろんな問題が噴出してきた辛さを味わっている方のために書いた記事です。
(←経験者目線)
もう一度読みやすいように整理して、おかん塾のホームページに再投稿しましたが、とりあえずオリジナルの投稿もこのまま掲載しますね。
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講座の後や
受講生の方と話をするとき、
または
ご相談のメールを読んだり、それに応えようとするときも、
グルグルと色んなことが頭の中にうかぶ時があります。
子育てって、自分の深いところに繋がっているから、
どうしても「本来の自分」と出会ってしまいます。
自分を取り戻す、ということ。
コトバで書くのは一言ですが、とんでもなく遠い道のりのように思えるときがあります。
あ、、、
なんのこっちゃ~って人はスルーしてください!
親業を学ぶと、自分に目を向けることになります。
自分をありのままに表現することが、子育てにはとっても大切なので。
なので、自分の感情に敏感になります。
何を感じているか?我慢していないか?
何がそんなにイヤなのか?
何がそんなに許せないのか?
すると、奥深い部分で蓋をしていた痛みが疼く場合があるのですね。
子育てって、自分の人生や生い立ちに直結しているのでね~~~
私も、その一人です。
誤解して欲しくないのは、
生い立ちを振り返ったり、反省したり、生きづらさの原因を探す為に学ぶのではありません。
ただ、どうしても、そこに目が行っちゃう場合があります~
これは、
受講された方全員がそうなるとは限りません。
なので、
もともと、うっすらとそのようなことを感じていたのかなと思います。
気が付いていたけど、気づいていないふりをしていた、というか。
そこが浮き上がってしまったというか。
あぶり出された、というか。。。
で、
自分の中のホンネや苦しかったものに一度気づいてしまうと、もう、元に戻れません。
目の前に出てきてしまったので、今までのように、「無かった事」にはできないのです。
「無かった事」には、出来なくなってしまった、「厄介なモノ」。
きっと、その人の「課題」
うーーーん、
とても面倒くさいです
これをどう考えるか?ですね。
時に、日常生活に支障をきたすほど、揺さぶられたりしてきます。
それも、かなり根が深いところから揺れたりすると、本当に感情が引っ張られてしまいます。
で、どうするか?
・・・
そこなのですが、
先ほども書きましたが、全ての人がそうなるとは限りません
この問題は、全ての人の目の前に現れるとは限らない!
・・という事は、
やっぱり、
問題は、持っている人が解決できる。
解決できる問題だから目の前に現れる、ということかな、と思います。
もっというと、
そこを解決したい!と、本来の自分が欲していることかもしれないのです。
こういう問題は、多分、人生をかけて、向き合っていく問題なのかもしれません。
人はそれぞれ、自分の人生の課題があるような気がします。
私が今、生きるのがすごくラクに楽しくなったのは、
自分の人生であっても、抗うことができないことがある、
人生をコントロールできない「宿命」(というのかな?)を100%受け容れる覚悟と、
自分の人生を自分で主体的に生きる「運命」(というのかな?)を切り開ける、という事実、
そのどちらもが、矛盾なく自分の中にあるからかもしれません。
歳を追うごとに、その確信が強くなっていっています。
変えられることと変えられないこと。
ここに来るまで、かなりシンドイ時もありましたが、もう今はあまり覚えていません。
覚えていないことに気づきました。
今、一生懸命に思い出したりしているのですけど、
でも、今が良ければ過去の痛みなどすべて忘れてしまう、ということも、アリかな~とも思います。
実際に、
人間は「今、ここ」の「自分」に集中して生きなければ、いつまで経っても、どんなにお金持ちになっても、どんなに家族に恵まれても「幸せ」にはなれない、と思います。
「今」を幸せに生きる事。
これができると、どんな「過去」も、自分や家族に気づきをくれる素晴らしい経験として生きる、と思うのです。
まあ、素晴らしいとはいかないか・・
嘲られたり、罵倒されたり、惨めになったり、貶められたり、
傷ついたり、泣いたり、懺悔したり、愚かしく思ったり、
色々あったな。
昔、
子どもを深く傷つけたことがあり、その後半年間、立ち直れなくて伏せっていました。
その後、自分自身の問題に気づきました。
その問題が解決するのに3年間くらいかかり、一番つらい時は、ずっと涙がでていました。
日常で道を歩きながら、泣いている状態でした。
自分の身体が半分もがれるような痛み。
深い部分で引っかかっていた問題がかなりクリアなったのは、去年受講した、親業の上級講座でした。
ほんの一言だったけど、癒されました。
私が本当に何を望んでいたのかもわかりました。
ビックリしたことに、上級講座で、その後の記憶が全くないんです。
あ、ちょっと思い出してきました。
でも、最近の事だけ。
このような経験を経て、今の私ができています。
親業インストラクターとしての立場で言うと、
このように、家族関係の課題や、自分の深い部分の痛みの経験を持っている方は、
親業を知り実践されると、
す~っと最速で親子関係を改善されていく場合が多いようです。
親は子どもの気持ちがよくわかる方が多いですし、
子どもも、親のしんどさを感じ取っている子が多い様な気がします。
親業で、コミュニケーション齟齬がなくなれば、気持ちは自然と通い合いますし、
親業で、自他分離がしっかりできると、それぞれの問題をしっかり分けることができるので、親の問題に子を巻き込まずに、労わり合える思いやりも育ちます。
子どもは、大きな問題を起こす必要がありません。
つまり、
自分が苦しんだことは、次世代に活かされます。
プラスマイナスって、帳尻が合うんだなって思います。
良いとか悪いとかでなくて、そういうもんなのかなと思うんです。
そして、人生の課題もそれぞれです。
私が親業がスキなのは、
原因追求などに時間を費やすことをしないことです。
子どもに反省もさせないし、
親も原因も探しません。
困っているなら、どう解決するか?
つまり、
これから、どうしたらいいか?にのみ、焦点を当てる事です。
問題解決です。
過去なんて、ホジホジしても、
人の記憶なんて、自分の都合の良いように書き換わってしまうから、たいして意味をなさない。
そこに執着しても、
何の解決にもならないから。
今から、どう生きるか?です。
過去の自分を顧みて、あああの時の自分はよく頑張ってきたなあってこともあるけれど、
それは、
例えば登山の山腹で、ちょっと休憩しているときに、
道のりを確かめるだけでいい。
粛々と歩いていくんです。
目指すのは、
自分と自分の大切な人をどちらも大切にしながら、、
自分を幸せにするために、精一杯生きていくことです。