今日は、たまたま知り合いの70代の女性の方(Nさん)と話していて
感じたコトを、シェアします。

その方のお孫さんが2歳なんですけど、
娘であるお母さんと一緒に乳幼児健診に行った時、

 

 

若い保母さんに、

「言葉が遅れていますね」


と言われたそうです。

「この頃は、一般的には「二語文を話す」(例:ママきて、ワンワンかわいい、など)のは1歳7ヶ月で25%、2歳4ヶ月で90%の子どもに見られます」

 

とのこと。

 

二語文が出てきて当然の時期だけど、やや「劣っていた」そうです。


「ああ、そうですか」


と、スルーできるような肝っ玉母ちゃんなら、
いいんですけどね・・・・・。


でも
自分の子どもが
「遅れている」
と専門家に言われて、気にならない親はいないようです。


お祖母さんに当たるNさんは、

「大丈夫よ~」と、言いながらも、穏やかではなかったそうです。

 


それまでさほど気にしていなかったのに、
いっぺんに気になってしまったそうです。


娘さんになるそのママは
実は「保母さん」でした。


 

なので、

その場で、


「そんな事は個人差があることではないですか?」
と、その発言をされた保母さんに言われたらしいのですが、


「私は、依頼されて仕事としてやっています。
検査の結果、事実をお伝えしただけです。」
 

と言ったそうです。



Nさんは、娘のそのやり取りを聞き、
こういう発言が、若いママを追い詰めているのかな
と思ったそうなんですが、、


個人差があると言いながら、
頭ではわかっていながら、
 

その後
子どもへのコトバがけが
いつもと変わっている娘さんの様子を見逃しはしませんでした。


「〇〇って言える?」

 

コトバがキツイのです、、

 



そうなんです
頭ではわかっていても、
我が子のことになると
冷静でいられなくなるのが、子育て。


乳幼児のお仕事をされている
いわば、プロの方でもそうなんですから、
私たち、フツーのお母さんだと
もっと気になってしまって当然だなと思いました。



皆、
子育てを支援しようと、
環境を整えようと、
たくさんの方が頑張っているのに、


なんだ、このもどかしさは???



この場合も、
もしかしたら、この保母さんは、
発達障害などの支援のため
早期発見を心がけたり、
お母さんの不安を取り除いたりすることを目的にしているのかもしれません。


それも大切な仕事ですね。


ただ、

1つの目安をつくることで、

マニュアル化されることで、

かなり気になってしまう人が多いのも、事実だと思うのです。

 


気にしないで、と言っても、
気になるのが「新米の母」ですよね、、、、


で、
ここんところでの、私からのメッセージは、


やっぱり気にしないで

もしくは、

 

気になるのなら、それが本当のところはどうなのか?

自分なりにトコトン学ぶ。

です。



これは、

私がやってきた事なのですが、

 

 

ものごとが不安になるのは、

わかっているようで、
わかっていない、
「うすらぼんやり」の世界だから気になるのかなと思います。



気になるのなら、
もっとちゃんと情報を集めて
しっかり理解して、

とことん腑に落としておくこと。

 

そのうえで、

どう関わるかを自分なりに選択できるようになるといいのかなと思います。

 

そうすると、

なぜ、保母さんが「それ」を言うのかもわかるし、

なぜ、「気にしなくてもいい」と言う意見があるのもわかると思います。

 

 

中途半端な情報しかないから、迷うし、

もちろん、自分の経験もないし。

 

 

後は、信頼できる人の意見を聞いてみるのもおススメですね。

 

 

なぜ、そう思うのか?も聞いてみると、いいと思います。

 

 

これは、この問題だけでなく、子育て全般の問題と言えるかもしれません。

 

 

とにかく、情報が多いし、よくわからないし、

何を頼りにこの先子どもと関わっていけばいいか?私たち自身がよりどころがないと、迷ってしまいます。

 

 

色んな意見がある中で、自分は何を選択し、

どうしていくかは、自分で考えて決めていくしかありませんし、

 

その「判別し選択する力」を、より求められる時代になると思います。

 

 

それがあると、心に波風が立ちにくいです。

(←立ちにくいだけです。波風が立つ時は立つ(笑))

 

 

クローバー


子どもはそれぞれに個性を持っています。
 

ちゃんと周りを見て、状況をわきまえています。
そして、自分で育つ力を持っています。


成長の時期は子どもが自分で決めます。


それよりも、私が怖いと思うことは、


子どもの発育が遅いと気になり、
お母さんがあれこれ自己流で刺激すると
お母さんの不安もそのまま伝わってしまうことです。


子どもに
「ありのままの自分ではダメなんだ」というメッセージが伝わると、

お母さんを悲しませている自分に
自信を無くします。


かえって、悪い影響を与えてしまいます。


これは、
お母さんの無意識的なコトバによるメッセージを
子どもは敏感にキャッチするからです。

 

 

クローバー

まあ、
わたしも、息子たちには
今まで手を焼きました。
 

男の子の中には、ONかOFFしかない
空気を読めない個性派がいます。


幼稚園時代に
若い新任の先生が
ご丁寧にあれこれダメ出しをしてくれたことがありました。


もちろん、先生と言う立場上、気になったことを話してくれただけだと思うのですが、

本当に気分悪かったわ(怒)

その頃は、
私も普通の(?)お母さんだったので、かなり落ち込みましたけど、、、
でも、


最後に啖呵をきりました


先生も悪気はないんです。


だから
お母さんが学んでおくことで、大切な子どもを傷つけずに済むのかなと思うのです。


発達が気になる子どもの場合も
発達に個人差がある事を理解して
環境を整えることで良い方法へ内発的な発達を促し、カバーできると思います。


仮に障害が自分でカバーできなくても、
カバーしてくれる友人に囲まれるような
そんな人間性のある人になればいいわけです。



子育てで一番大切にしたいのは、
子どもの自尊心を知らない間に傷つけないことです。
 

私はそう思います。

 

これが、時に母親が傷つけること。

これが一番もったいないことです。