どもたち全員、
同じように愛情をかけてあげたい、
みんなに幸せになってもらいたいって、思いますよね。


兄弟についてです。


兄弟によって、得意な事、不得意な事って違いますよね。


で、
得意なことは、褒めてあげたい。


とてもメジャーな子育て法ですが、
思わぬコンプレックスを生んでしまうこともあるように思います。

    兄と弟のイラスト

わたしは2歳年上の姉がいます。


姉は昔からとても社交的。
一方わたしは 「ネクラ」でした。


わたしは姉の明るい性格に強いコンプレックスを持っていました。


一方、姉もわたしにコンプレックスを持っていたそうです。
姉は、”絵を描くこと”にコンプレックスを感じていました。
(私は小さい時から絵を描くのが上手かったのです)


コンプレックスも、
程度によってはエネルギーに変わるので、一概には言えませんが、


コンプレックスが、こころのブレーキになってしまって、


「いつも劣っているわ・・・」
「どうせ、わたしは敵わない」


・・と、思い続けることがあります。


姉は、子育て中に学んだトールペインティングがとっても上手だったのに、

いつも、

「なんか、下手」

と言ってました。
自信がなかったそうです。


記憶の中にいる
「絵の上手い妹」に比べると、
いつまで経っても「下手」なんですね。

でも、実際には、
トールペインティングは、姉の方がずーっと上手なのです。


この、目の前にいない相手、
でも、記憶の中にいる相手が、
「こころの中のライバル」になってると、
絶対に敵いません。

 

絶対に 

だって、それは実在していない相手だから。


わたしの方も、
子育て中に起きたトラブルが、
社交的な姉への強いコンプレックスによる行動だったと知ります。


その時にはわからなかったのですが、
後で、う~んと振り返ると、
幼いころの

「お姉ちゃんに負けたくないわたし」

が出てきました。


で、
そのトラブルで、
わたしは、最愛の子どもたちを深く傷つけてしまいます。

結局二人とも、
「お互いのライバル心&負けず嫌い」 だったわけです。


もう、いい大人なのに。
根深くあるんですよね 

ビックリしました。


「お姉ちゃんに負けたくない」なんて、
同じところで勝負なんでできっこないのにね。

結構しんどいよね~

というか、辛かった。


姉も、わたしも別々の人間だし、
それぞれ、いいところがいっぱいあるし、
そもそも、競い合うことなんて無かったのに、


なんでこうなっちゃったんだろう???


うーーーんと考えて、
姉に思い切って話してみました。


なんでこうなっちゃったんだろう???


二人で、
うーーーーんと話した結果、
出てきたことは、、


「あの時、お父さんからあんただけ褒められたでしょ」
とか、
「お姉ちゃんはいっつも可愛がられてた。わたしとは全然違う」
とか、


こころのコンプレックスを生み出しているのが、
幼いころの、ある日の風景
その時の家族の関わり方や、その時にかけられた「コトバ」の記憶でした。


わたしも親になったので、
親が子どもの為にとそのような関わり方をしたのは、
とってもわかります。


でも、
それから40年経っても、記憶の片隅に残っている、、、
それほど大きな影響を持つ「コトバ」があるのも、
事実~


「親業」を作ったゴードン博士の本に、「評価的な子育て」についた本があります。

 

「賞罰」や「評価」は、兄弟を「争い」に巻き込んでいきます。

 

 

 

褒め言葉も、
親の「評価」でなくて、
親の「素直なメッセージ」なら、
「とらわれ感」 が違っていたかもしれないなって、

今、
本当にそう思います。


わたしの息子も兄弟関係です。


なので、関わりやコトバについても、とても意識しています。


学んだからと言って、
効果的と言われるコトバがけが、いつもできるわけではありません。


100%できなくても、
たとえ、60%でも、

上出来!


いや、知ってるだけでも、違うと思いながら、関わってきました。



だから、わたしは
こういう、ちょっとした「コトバ」の影響力について、
知ってほしいな~と思って


こうしてせっせとブログを書いてたんですよね~