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こどもの内側からのやる気を育てる関わり方を考える
おかん塾 案内人の浦入智子です。

Teaching Children Self-Discipline

親業・ゴードン博士自立心を育てるしつけ トマスゴードン著 小学館



わたしは小さい時から褒められたいと思いながら、褒められるのが嫌いでした。


「そうじゃない、そうじゃない」


親や先生に褒められても全く嬉しくない。
でも、褒められい。


2つの相反する感情。
その矛盾と葛藤の正体が何なのか?全く分からずに悶々としていました。


いい子でいたいけど、いい子にしたくない


へそ曲がり


親からのはめ込みの型がすごく強かったんです
でも、その裏にある親の愛情についても痛いほど感じていました。
だから、ものすごくしんどかった


「親業」の概念、考え方を知った時、全てがストンと腑に落ちました。


わたしが欲しかったのは、「認められること」だったんだ。
そして、大人たちの言葉にあって、わたしが拒否反応を起こしたのは「評価されること」だったんだ。


「評価」のうらに、強制しようという「意図」を勝手に感じていました。
で、それに拒否反応を起こしたのです。


「意図」することがあるなら、ちゃんと言って欲しい~
「中途半端に仕向けられるカンジ」が何ともイヤだったのですね。


認められたいけど、評価されたくない
その両方をカバーする効果的な言い方がある
それが、「肯定のわたしメッセージ」です。


褒め言葉を使わずリスクを冒さずに肯定的な感情を伝える方法です。


「お母さんはね、とっても気持ちよかったよ」
「ああ、ホッとしたあ~」
「・・・・してくれて、嬉しくなっちゃったあ」


自分の感情とその強さをできるだけ正確に伝える。
あらかじめ用意された意図的な言葉ではなくて、こころと言葉が一致したメッセージ


気持ちを大切にしたメッセージです。

これこれ
これが欲しかったんだ~
これなら安心だ~


こんな言葉が送られたら、とってもうれしくなっちゃいますね


男の子には”言葉”についてとても敏感なのタイプの子がいます。
うちは、次男がそうでした。
ちなみに、女の子でしたがわたしも言葉には敏感なタイプでした。


肯定のわたしメッセージなら、どんな時も誰に言われても比較的すんなりと入っていきます。


そして、わたしメッセージは、肯定的な気持ちにも否定的な気持ちにも使えます。
ここでも評価のことばを使いません。


へそ曲がりな子どもに物事を理解させるのにとっても重宝しました。
言い方が変わると反応が変わるんです。


ちなみに、先生やコーチが相手を指導しようとして評価するのは、両者の間に共通の目的があるからです。
誰かの指導を受けているときは、褒められたり評価されたらとても嬉しいし励みになりますね。
尊敬している相手からの叱咤激励は嬉しいものです。
そこは、「親業」では問題なし領域と呼んでいるところです。


全ては1対1の人間関係が基本。


関係性とタイミング、一刻一刻変わる状況の中で、自分のこころに本当に正直な言葉を見つけて、それを伝えてみませんか?


コミュニケーション・マジックが起こりますよ。
わたしは、たくさんの人に愛されていることを実感できるようになりました。
親でいることが、とても楽しくなりました。
今、家族も自分もこころから大切にしています


今日も幸せいっぱいのことばで大切な家族を包んであげてください。