朝日新聞に書籍 「鹿の王」(上橋菜穂子著)発表記念対談の養老孟司先生のコメントが載っていました。面白かったので、以下抜粋。
鹿の王 1 (角川文庫)
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自分というものは他者との関係の中で初めて意味をもちます。自分の存在意義は周囲の人が決めるんです。だから目の前の環境や人々とのつながりを無視した自分探しに意味はない。最近の教育界でよく言われている個性の尊重もそういった意味で違和感をもちます。
いい文学に大人向けも子供向けもないですよね。大人は「子供とはこういうもの」という枠を当てはめがちですが、子供をあなどってはいけません。
養老先生は、うんと昔、テレビのある教育番組で、麻木久仁子さんと出ていました。
麻木さんって、とっても才女。当然教育にも関心がある様子です。でも先生の話にご自身のそれまでの教育観が覆りそうで、驚いていた表情が忘れられません。
養老先生は、子どもの知能や学力の話で、
インプットとアウトプットのことをわかりやすく話されていました。
幼少期はとにかく五感を使ってたくさんの刺激を与える、インプットが大切!
親についても一言。
”親が無くても子は育つ”と言いますが、
今は、親が邪魔なんだと。
だから、
”親が無くても子は育つ”のは、当たり前で、
”親があっても子は育つ”
へえ?????
にこやかな顔で、そう話される養老先生。
親なんか無くても育つ。
あっても育つ。
そんなもの~?
親って相当に子どもの成長を阻害しているのね
ショック!
でも
なんだか納得・・・・・
親があっても子は育つ。そのくらい子どもが本来持っている力 ってすごいのだ~
わたしなんかが、どうこうするもんじゃない
そして、今回の記事にある関係性の大切さ。
うんうん、本当にそうだなあ~。
目の前の人と深くつながること。自分の存在意義は周りが決めるのだ~。
関係性を繋ぐことの大切さ
大切なのに、みんな習ったことがない。学校でも教えてくれないのです
相性でなく、性格でなく、目の前の相手と丁寧に関係を繋ぐ方法があります。
それを知っているということ、それだけで、人間関係に苦手意識を持たずに済む。
なので、とってもラクちん
本当に変わりますよ
この、親子の関係性を深めておく。そして邪魔しない。
これが子どもの成長を促すことになります。