これは、我が家の息子たちが中高生だった頃、
「ただいま~」
家に帰って来て
「欲っしているもの」が三人それぞれに違っているのを感じていました。
一番早く帰ってくる三男(当時中1)は、
「牛乳がのみたい!」
(←その頃、牛乳を以前よりよく飲むようになった。身長も伸び盛り?)
次に帰ってくる次男(当時中3)は、
「肉がほしい~」
(←なんと、おやつにまで、”肉”をリクエストされました。”肉”が食べたいらしい)
2人とも、お腹ペコペコにして帰って来ていたのですね。
そして、
長男(当時高2)は???
「・・・・・」
その頃、高2の長男は、帰宅時間が午後8時ごろ。
家に帰ってきて、まず、シャワーを浴びてました。
そのまま2階の自分の部屋に入ります。
しばらく降りてきません。
私は、
「お腹すいていないのかな?」
と気になりましたが、そのままにしていました。
なぜなら、、、、
長男がその時に欲していたものは、
きっと
「一人になる時間」
だと思ったからです。
中学生の頃までは、あれほど、食いしん坊だったのにねえ~・・・
なんて思いながら、
青春真っただ中。
もうすぐ17歳の彼の内面に、何も言わずに想いを巡らしておりましたよ(笑)
思春期の男の子の心を健やかに育てるためには、
それまでの関わり方とは180度変えていくくらい、
母親の意識を変えることが必要だと思っています。
彼らは「大人の男」になるのです。
彼の体験している「内面の世界」を大切にして、
母親である私が、
身勝手なおせっかいでその邪魔をしないようにしたいと思いました。
彼が私に何を求めているのか?
それは、彼の行動をじっと見ているとわかります。
私はよく「沈黙」を使いました。
超、効果的だと思います。
もちろん、お腹がすいてるんじゃないかな?という心配もありましたけれど、
それよりも、
心の満足感の方を、はるかに大切にしたいと思っていたのです。
大丈夫。
お腹がすいたら、必ずおかんのご飯を食べに来ますからね(笑)