親業を知り、学んだからと言って、すぐに子育てのイライラがなくなったわけではありませんでした。
わたしにとって、3人の子どもとの毎日は、
正直「戦い」の日々であったと言えます。
喰うか喰われるか・・・・(?)
ちょっと大げさですが、でも、このようなヒリヒリした勝負師のような気分も日々味わっておりました。
誰の問題か?
困っているのは誰か?
ここを考えるのが、とても難しかったのです。
本当に。
本当に。。
例えばそれは、どんな場合かというと、、、
「子どもが朝なかなか起きてこなくて、遅刻しそうやな~~」って時です。
とてもイライラしそうになりましたが、でも、行き当たりバッタリでなく、よく考えて対応するようにしていました。
朝、子どもを起こしても、すんなりと起きない時、
「もう、起こさないからね 」
と、言いながら、そうは言ってもやっぱり遅刻が心配で、
「もう、仕方がないわね~起きなさい!」と、結局起こすってこと、ありませんか?
わたしはね、そういうことは、絶対に
やらない!
そう決めていました。
なぜなら、
「起こさない」と言っておきながら、
「起こす」ことは、
これはね、子どもサイドからすると、
”お母ちゃんは「起こさない」と言ってるけど、ホンマはちゃんと起こしてくれるんやで~”と、教えることになる、
と考えたからです。
そうすると、お母さんが起こすまで、起きなくなるかも?です。
安心して、どこかで甘えさせてしまう、期待させてしまうんじゃないかと思ったんですね。
そんなこと、絶対にムリ~~~
わたしは、基本、
子どもは朝、自分で起きて欲しい人です。
毎日、寝起きの悪い子どもたちに嫌そうな顔をされながら
当たり前のように子どもを起こす包容力もありません。
でも、一番避けたいことは、
「起こす」「起こさない」の揺さぶりや心理戦を繰り返す、
「駆け引き生活」です。
これは絶対に回避せねば、毎日イライラ・モヤモヤと大変なことになりそうです。
その為に、いつも、はじめに考えていました。
もし遅刻しそうでも、何も言わずにいられるか????
私が毅然としていられるなら、ノータッチ。
つまり、子どもの問題として、対処します。
もしも、私が毅然としていることがムリそうなら、はじめからとにかく起こす方向で手を尽くす。
私が気になるからです。
私の問題なのです。
状況によっても、事態はかわってくるでしょう。
でも、負ける「勝負」は初めからしないことにしていました。
その”線引き”を常に意識して子育てをしてきました。
男の子って、ホンマにグズなので、
「大丈夫やろか~~~???」って、
つい、手をかけたくなる事はいっぱいありました。
でも、
子どもを起こすと、結局「何で私が起こさなくちゃいけないのよ~」と、私がイライラする性格。
だから、そんな自分の性格をわきまえていました。
自分が辛抱できずに起こすくせに、子どもに怒る。
それなら、起こさず、そして怒らない。
子どもにも、初めから期待させないほうがいい。
誰も起こしてくれる人がいなければ、絶対に自分で起きてくるはず。
怒られる子どもが可哀想。
そんなことも、自分に言い聞かせていました。
結局、自分との闘いでした。
ここで、
子どもを起こすことが苦にならない方もおられます。
「はい、起きて~」
「朝だよ」
って、サラリと言えるタイプのママさんです。
いつまでも起こして、大丈夫かな?
自分で起きられるようにしておかなくちゃいけないんですよね。。
そんな心配をしていませんか?
もし、子どもを起こすことがストレスになっていない場合は、そんな心配はご無用ですよ!
私の調査によると、
ごく普通に、朝、親に起こしてもらっている人や、
ごく普通に、親に靴を磨いてもらっている人、
ごく普通に、親に助けてもらっている人は、
ごく普通に、誰かを助けてあげられる人になります!!!!
こんな話をすると、
「ああ、そういえば、私は親からガミガミと怒られていたな~」
「だから、同じような言い方をしてしまうのかな~」
と言われる方が多いです。
ありゃ=
受け継いでいますよね。親のコミュニケーションパターン!!!!
今からどうするか?
それは、あなた次第ですよん。
イライラしていた私ですが、
今はね、こんな、まどろっこしい事はいちいち考えなくても、
もっと自然になっています~
「起きよ~~~」
「7時半やで~~~~」
っていうか、子どもが寝てる事も忘れています(笑)
(←実際にあった話・・)
遅刻間際で慌てる息子も、スルーできてしまうほど。
これには、子どもがあきれています。。。
まあね、寝坊ぐらいで、何も問題は起こりません。
わっはっは
これが良いのか悪いのか?
評価しないでね!
我が家はこれで楽しくやっているので♡