娘の3歳の誕生日。
彼女は風邪で寝込んでしまった。
熱も相当あるらしい。
旦那は長距離に出ていて今日会社へ戻る予定になっていた。
彼女は旦那に連絡を取りたいが、
具合が悪く電話にでることができない。
当時電話はボタンではなくダイヤルだった。
緑色のダイヤル電話。
そのダイヤルを彼女は回し、
「おかあさんの言うとおりに言ってくれる?」
と、受話器を娘に渡した。
娘は普段とは違う雰囲気を感じながら
受話器を持って話し始めた。
「もちもち、○○ですが、お父たんいまちゅか?」
会社の方はすぐに何かを察知してくれて
長距離の仕事が終わったばかりの旦那を
すぐさま電話口へだしてくれた。
「おかあたんが、おねちゅをだしてねてる。」
それを聞いた旦那はそれからまもなく帰ってきた。
これでほっと一安心。
娘の3歳の誕生日はこんな一日だった。