89.素敵な万華「素敵な万華」 スタートを切るときに どこからともなく 聞こえてくる 透き通るような鈴の音は ピンクのバラから 白いバラと赤いバラが きそって咲き誇るように 潔く うまれし生き物たちの 祭典は今日も 足音をどよめかせ 鋭い顔で文字を書く 万華であれど同じ仲間には 変わりなく 雲の切れ間に見え隠れする ブーメランの夜月のごとく