長年、培ってきたものがいっきに崩れ去る事は、人生においてありがちな事だ。
例えばそれは仕事だったり、家族だったり、人間関係だったり、お金だったり、
健康だったり・・・
ある日突然、会社からリストラ宣告される。
或いは自分の会社が、多額の負債を抱えて倒産する事になってしまう。
長年連れ添った相手と別れる羽目になる。
何かのきっかけで長年の友情にヒビが入り、修復不可能になってしまう。
信じていたヤツに裏切られる。
債務を負わされて、あえなく破産、家も車も全て失う。
健康だと思っていたのに、ある日突然がんを宣告される。
そういう経験のないヤツは極めて幸せ者だ。
だけど、表立ってみんな言わないだけで、
実はあちこちでそんな事は、日常茶飯で起こっているもんさ。
知らないだけだ。
だから、アンタが仮に今この瞬間に、そんな思いをして苦しんでいるんだとしたら、
それは、決してアンタだけの話じゃないって事だ。
自分だけが苦しんで、世の中の連中はみんな涼しい顔をして生きている・・・
そう思っても仕方がないけど、決してそんな事はないという話。
今、この瞬間、アンタは絶望の暗闇の中にいて、悶え苦しんでいるのだろうか・・・
いったい自分のして来た事はなんだったのだろうか?
こんなに身を粉にして働いてきたのに・・・
こんなに頑張ってきたのに・・・
こんなに愛してきたのに・・・と。
なあ、そんなに苦しんで辛い思いをしているのか?
だとしたら、
・・・無駄じゃないぜ、その思い、その苦しみ・・・
全てが崩れ去って、これまで自分が築き上げてきたものが全て無駄になった、と
思ってしまうかもしれないけど、それは違う。
アンタが頑張ってきた事。
アンタが築いてきた事。
アンタが守ってきたもの。
アンタが愛したもの。
アンタが信頼してきたもの。
全ての経験が必ず生きてくるから。
無駄な事など一つもないから。
だからどんなに苦しく辛い思いをしても、
決して絶望する事はない。
死にたいような苦しみを味わっているかもしれないけど、
その苦しみも、きっときっとアンタの肥やしになるから・・・
無駄はないから・・・
だから、今は難しいことかもしれないけれど、
ほんの少しでいい・・・自分の人生を信頼してみろよ。
一筋の希望の光をたぐり寄せるようにして、少しずつ少しずつ前へ進むんだ。
少しずつ少しずつ・・・やがて何かが見えてくる。
焦る必要はない。
不変なものなどこの世にないから。
深呼吸して一歩ずつ、一歩ずつ。
そう、自分を信じろ、自分の人生を・・・