夏の糸島一泊二日の「その3」 | やぶんひとりごつ

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2000年、リーマン辞めて京都へ。お寺に居候すること五年間。
その日々の事あれこれ…これまでとこれからのこと。
でも実際は現在東京在住戻りーマン。一方でリアルジャパニーズ目指します。
泣かず飛ばずの「おやぶん」日記、始まるよ!!

流しそうめん割り箸池の掃除あせる

うっかり疲れたD2とボクは縁側でゴロンと昼寝する。ぐぅぐぅ
夕方になるとおじいちゃん和尚さん方の離れでBBQが始まったナイフとフォーク
糸島の休日はまったく盛りだくさんだ。
この日は、このお寺がある集落のお祭りがあって、普段は別々に博多や関東で暮らしているD2の姉妹夫婦(D2は末っ子)が集るのだ。
そして子供も増える。離れに上がってみるとえらい騒ぎになっていた。ショック!


D2のお姉さんは3人居て、それぞれが既に嫁いでいる。
以前、お会いした事のある博多市内のお寺の和尚さんやそれぞれの旦那さんたちも今夜は一緒である。

珍客の乱入に、いつもの如く質問攻めに遭うのだが、そこは横に居たD2が半ば切れ気味にボクが僧侶にならなかったわけや、こうして来ている理由を説明してくれた。
おかげで変にお酒が進むビール


BBQがひとここち着いた所で、お祭りの会場に出掛ける。
D2の娘がお祭りで太鼓を披露するのだったが…お寺を出るのが遅かったために見る事が出来なかった。

残念だったな…飲み過ぎて、ちょっと責任感じちゃいますね。

集落のお祭りはなんだかダラリと進んで、それはそれで長閑な感じでいいんだけど…福引きの抽選を前にして、何度も繰り返される「炭坑節」。進行の悪さを露呈する感じになってしまい。「炭坑節」が繰り返される度に周りのテンションが下がって行くダウンのが手に取るように分かる。

結局ボクを含めて二十枚近い抽選券をもちながら一つも当たらなかったボクらは大いに落胆するのだった…

抽選会が終わると、皆足早に会場から帰って行くのがなんだか笑えたのだが、それもそのはずで今度は近くの川で打ち上げ花火が上がるのだった打ち上げ花火

会場もひとまずの撤収を終えると照明まで落としてしまって、田舎集落の夜は本当に真っ暗になるのだった。
そして、お寺までの帰り道。
近くの河原で打ち上げられた花火は単発ながら、まるで自分たちだけのもののように映るのだった。
お寺に戻って、鐘楼の前に腰掛けて次々に上げられる花火120発(だったか?)。邪魔する明かりもないこの花火はこの集落のほんとうにプライベートなものだった。

隅田川や荒川の花火のように華やかさこそ今ひとつだが、手作りの花火大会の、邪魔する明かりの何もないそれはまるでそれぞれが茶の間でみる大パノラマのようだった。
花火が終わり、鐘楼の手前にゴロリッとすると今度は空に満点の星。星空

暫く、D2と思うにまかせて語らうのだった。
何と贅沢な時間だろうか。