さっきブログを更新したときに休んでいた、桑名の町屋橋の公園はもともと「すし清」さんの駐車場だったらしいです。
大きなベンチに靴下を脱いで足を投げ出していたら、隣の建物から人の気配。振り向くとおばあさんがこちらを見てました。ひょっとして怒られる?と思ってたら…
「どちらからですか?」との事。事情を説明すると「頑張ってください」と一言。
そのままブログを更新していると、建物の扉が開いて、おばあちゃんがお茶とお菓子を持ってきてくれました。御礼を言いながら彼女の話を聞くと、今年84歳の彼女はずっとこの場所でお店を開いて居たそうな。
その名も「すし清」。現在は国道一号線が整備され、それに伴い公園が出来たことにより、大型などが停められなくなり止む無く店を閉じたとの事でした。その「すし清」の名前は現在、もうひとつ上流にある橋の袂の別のお店が引き継いで使っているようでした。
昔、「すし清」に寄られたお客さん(宿もやってたみたい)にスリッパをあげていたそうです。すると、そのスリッパを新幹線のない時代の国鉄の車内で皆が使っていたそうです。その当時「桑名のすし清」といえばそんな事もあって有名なところだったそうです。
おばあちゃんとはいろいろ話をしました。また別の機会にお知らせしましょう。
さて、その後ペースをだいぶ遅らせて今日一つ目の宿場、桑名に到着。昔はここから船で「宮」と言う次の宿に飛んだらしいのですが、今はもちろんありません。
交通手段に迷いましたが、ここから30km国道一号線を歩いてゆこうと思います。
それではまた。