こんにちは(‐^▽^‐)

親孝行アドバイザー 秋田谷ゆいかです。


今日は、『仏説 父母恩重経』のなかから

『生子忘憂(しょうじぼうゆう)の恩』のおはなし。


「生子忘憂の恩」とは、

子供の健康を一心に念ずる親の恩


出産の知らせを聞いた父親は、

真っ先に、子供の無事を尋ねるといいます。

「五体満足ですか。」と。

多少利口でなくても、

顔立ちがよくなくても、

器量が悪くてもいいから、

どうにか元気であってほしい。


この心は、昔から変わらないといわれています。

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『父母恩重経』には、

「若しそれ平安ならば、

なお蘇生し来るが如く、

子の声を発するを聞けば、

己も生まれ出でたるが如し」


とあります。


元気な子供の顔を見れば、

それまでの全ての苦しみを忘れ、

父も母も、そして一家を挙げて、

家族全員「よかった」と歓声を挙げます。



子供の健康を一心に念ずる親の恩は、

並大抵のものではないのです。



「親」という漢字は、

「木」の上に「立」って「見」る

と書きます。


この「親」という漢字にも、

子を思う親心が込められているんですね。


この思いは、生まれたときだけに限りません。


子供の帰りが遅ければ、

親は非常に心配します。


「学校で何かあったのか?」

「まさか、交通事故に遭ったのでは?」

と、時間がたつにつれて、

悪いほうへ悪いほうへと考えてしまうもの。


「まだか、まだか」とあなたのことを待っています。

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近くに木があれば、

ちょっとでも高い所へ登って、

子どもを見つけなくちゃという

心境になるのもわかります。


「親」の一字にも、

我が子の安否を気づかう親心が

潜んでいるんですね。


今日は、元気に生まれた我が子の姿を見ると、

これまでの悩み苦しみが一気に吹き飛んで、

喜んでくれる親心のおはなしでした。