こんにちはm(_ _ )m

親孝行アドバイザー 秋田谷ゆいかです。


『親孝行.Style*』って、何で始めたの??

と聞かれることが多くなりました。


様々な理由はありますが、

その一つに・・・

看護師として、急性期の病棟で働いていた時、

『親に対して何もできなかった』

後悔されるご家族をたくさん見てきました。


『家族との繋がり』
『家族の絆』
『親子の絆』
『親孝行できなかったと後悔する方の気持ち』

そこには、その家族にしかない

その家族だけのストーリーがありました。


身をもって経験したときに

そんな後悔されるご家族の

悲しみ・苦しみを少しでも

和らげたいと思いました。


そう思って始めた【親孝行.Style*】。


親孝行する方法だけでなく

そんな後悔・葛藤・辛い気持ちを

ちょっとでも和らげられるような

こんな記事を見つけたので、

ご紹介したいと思います。

※以下、少し長くなっています。

 ご了承ください。


$◆親孝行.Style*◆



【Helping Yourself Heal When a Parent Dies】

(by Alan D. Wolfelt, Ph.D.)

「親が亡くなったときに自分を癒す方法」

引用記事はコチラ
親が亡くなったときに自分を癒す方法
 (care and share/Karenさん)

原文はコチラ
Helping Yourself Heal When a Parent Dies

お父さん、お母さんが亡くなってしまったんだね。
親との関係が、よかったとしても、悪かったとしても、親への想いはとても強かったんじゃないかな。
基本的には、ほとんどの人が親を深く愛している。
親も、世界で一番、無条件の愛を与えてくれる。

かけがえのない人を失って、悲しくてしょうがないよね。
亡くなった人への思いや感情をさらけ出すのが、死を悼むということ。
あえてさらけ出すことが、悲しみを癒すのに必要なんだ。


あなたの悲しみは、あなただけのもの

死別の悲しみは、ひとりひとり違う。
みんなが同じ方法で悲しむわけじゃない。
親との関係、どんなお別れだったか、精神的にどんな支えがあるか、文化、宗教の違いによって、悲しみの体験は異なってくる。
だから、自分自身のやり方で悲しんでいい。
他の人と比べないでね。
どれくらいの期間が過ぎたら、悲しむのはもう終わり、なんて考えに左右されなくていいよ。
一日、一日、自分のペースでのんびりいこう。


いろんな感情が押し寄せる

親子の絆は、人間が持つなかで、一番根本的なものなんじゃないかな。
お母さん、お父さんが亡くなったことで、その絆が引き裂かれてしまった。
そして、さまざまな強い気持ちの揺れを体験する。

まひしたような感じ、混乱、恐怖、罪悪感、安ど感、怒り・・・
こういった感情は、ほんの一部。
短い間に次から次へと押し寄せたり、一度に感じるかもしれない。

親と死別したときに感じる気持ちは、人によって違うけれど、
共通してよく聞かれる感情を説明すると・・・


悲しみ

親が亡くなったら悲しいって、わかってはいたと思うけれど、
こんなに悲しくなるなんて、想像してなかったかもしれないね。
でも、これだけ深く悲しむのは、自然なことなんだ。
だって、無条件で、他の誰よりもあなたのことを心配してくれた人が、いなくなってしまったんだから。

もし今回、両親の最後のひとりが亡くなってしまったのなら、特に悲しいと思う。
「大人の孤児」になるのは、とても痛みを伴う、人生の転換だから。
あなたに子供がいたら、おじいちゃん、おばあちゃんを亡くしたことになるから、それを思うと、また悲しいよね。
たくさん悲しんで、自分の心の痛みを受け入れよう。


安堵感

もし親が亡くなる前に、しばらく闘病していたら、お父さん、お母さんが亡くなって、あなたはほっとしているかもしれない。
親の看病をしてきたなら、この想いは強いかもしれない。
だからといって、お父さん、お母さんを愛してなかったわけじゃないよ。
親の苦痛が終わって、ほっとするのは、愛しているからこそ。
自然なことだよ。


怒り

機能不全家族や、虐待のあった家庭に育った場合、解消できなかった怒りが、亡くなった親に向くかもしれない。
つらい感情が、親の死によって、表面に浮上してくるかもしれない。

愛情のある関係だった場合は、親がまだ若いのに、永遠の別れが訪れたことに怒りを感じるかも知れない。
もし怒りを感じるなら、怒りの原因を分析して、受け入れるようにしてほしい。


罪悪感

親との関係に問題を抱えていたり、距離があったり、複雑な感情を持っていた場合は、親が亡くなったときに罪悪感を感じるかもしれない。
こう言おうと思っていたのに、言えなかったとか、あんな傷つけるようなことを言わなければよかったとか。

でも、罪悪感や後悔といった感情は、お母さん、お父さんが亡くなったときに、自然に持つもの。
こういう気持ちに向き合うことが、癒しに必要なんだ。
自分のこと、おかしいんじゃないかと思うかもしれないけれど、いたって普通で、健全だよ。
どんな気持ちになったとしても、自然に任せよう。
自分に批判的になったり、つらい考えや感情を抑え込もうとするのはやめよう。
悲しい気持ちを親身になって聴いてくれる人に、できるだけ会って話をしよう。


死別が家族全体に与える影響

親が亡くなったことがどう影響するかは、あなたと、兄弟・姉妹、それぞれ違うんじゃないかな。
だって、ひとりひとり、親との関係が違うから。
それぞれが自分のやり方で、親との別れを悲しんでいいと思う。

親が亡くなったことで、もしかしたら、兄弟の間で衝突するかもしれない。
葬儀のやり方で意見が分かれたり、金銭的なことで揉めたり。
嫌になるかもしれないけれど、これも自然なこと。
ストレスが多いこの時期、家族でお互いよく話し合うようにしよう。
嫌なことばかりじゃなく、親が亡くなったことで、兄弟の絆を強く感じるかもしれない。
ありがたいね。

それから、ひとり遺されたお父さん、お母さんのことを考えてみよう。
長年連れ添った奥さん、旦那さんを亡くすということは、子どもが受ける衝撃とは、また違う。だからといって、あなたは親に対して責任がある、と言いたいわけじゃない。
まずは、あなた自身を癒すこと、自分の悲しみに向き合うことが、なによりも大事。
そのうえで、親よりも若くて、回復力もあるあなたなら、忍耐と思いやりの気持ちを持って、親に接していけるんじゃないかな。


人に助けを求めよう

つらいとき、自分を思いやるつもりなら、人に助けを求めることが一番。
こんなふうに考えてみて。
親を失うということは、これまでの人生で一番つらい仕事じゃないかな。
大変なときは、誰かが手を貸してくれると、負担が軽く感じられるよね。

亡くなった親が高齢だった場合、人はあなたの悲しみを理解してくれないかもしれない。
年を重ねることを軽視しがちな文化だから。
お年寄りは知恵、経験、愛を与えてくれる存在というより、もう役目を終えた人たち、という見方をするのかもしれない。
「大往生でしたね」「寿命でしたよね」なんて言われたり。
「お母さんは特別な存在でしたね。
お母さんとの絆は、大きな意味がありましたよね。
お亡くなりになって、残念ですね」と言われるかわりに。

あなたの悲しみを認め、話をそのまま聴いてくれる人を探そう。
あなたの気持ちを判断しようとしたり、ひどいときは、流そうとする人は、避けよう。
痛みが消えることはないけれど、人と分かち合うことで、時間をかけて、痛みに耐えられるようになる。
助けを求めることで、人とのつながりや愛情がさらに強くなって、
人生に再び生きる価値が見えてくるよ。


体と心の限界を許そう

死別の悲しみを体験すると、疲れきったように感じると思う。
思考力が落ちたり、物事を決められなくなったり。
エネルギーが低くなることで、自然とペースをゆっくり落とすようになる。
体と心の声を聴くようにしよう。自分自身をいたわってあげよう。
しっかり休もう。バランスの取れた食事をしよう。
スケジュールを、できるだけ軽くしよう。

悲しみは、(薬のように)「投与」するものと考えてみよう。
毎日、一日中無理して死別のことを考えなくてもいいんだよ自分を癒すために、悲しむことは必要。
でも、生きていくことも必要なんだ。


意味を求める

「どうして、今、お母さんが死なないといけなかったの?」
「亡くなると、どうなるんだろう?」
人生や生きることの意味を求めるのは、親が亡くなったときの、自然な反応。
悲しみを癒していくのに、こうした疑問に答えを探すことは、必要なんだ。
確かな答えが見つからなくてもいい。
大事なのは、物事をじっくり考え、感じていくこと。


思い出を大切にする

親はもう、この世には存在しないけれど、心の中、思い出の中に生き続けている。
思い出を大切にして、家族や友達と分かち合おう。
思い出して、笑うかもしれないし、泣くかもしれない。
どちらにしても、思い出は永遠に残る、お母さん、お父さんとの大切な繋がり。
思い出を形に残したいと思うかもしれない。木を植えるのもいいし、箱を用意して、
思い出の写真や形見を入れるのもいい。


悲しみと癒しに向かって

もう一度思いっきり生きて、愛するために、親の死を悲しまなくてはいけない。
悲しみを隠さずに出すことで、初めて自分を癒すことができる。
悲しい感情を否定すると、余計にややこしくなって、重くなってしまう。
悲しみを受け入れて、癒してほしい。
悲しみとうまくつきあえるようになるのは、そんな急にはできない。
悲しみとは、ひとつの出来事として終わるものではなく、一連の作業だということを覚えていてほしい。
焦らないでいいし、自分に甘くていい。
そして、親が亡くなったことで、あなたの人生が永遠に変わったいうことを、
けっして忘れないでね。