◆本文
昨日は、
を受講してきました。
第１部：藤田りか子氏セミナー
「気質も血統のうち!
スウェーデンにおける気質ブリーディング」
第２部：ヴィベケ・S・リーセ氏セミナー
「ストレスドッグの対処と環境エンリッチメント」
の豪華2部構成のセミナーです。
第1部では、
"作業犬とは創るものである"という考え方に基づく、スウェーデンにおける作業犬の気質テストやそのデータ化(!!!)について、実際の気質テストの録画映像や沢山のデータを見ながらお話を伺いました。
気質テストの結果は、蜘蛛の巣状にグラフ化されある種のコードが生成されます。個別のコード同士や平均値との比較をすることが可能となります。
またそのデータは、誰でも参照することが可能となっておりブリーディングに生かされるとのことです。
気質テストは全国統一の標準化されたもので、ケネルクラブ主導で実施・データ化され、テスターの教育も実施されているそうです。
ですので、ケネルクラブは「ブリーディングを助けるクラブ」と位置づけられてい
るそうです。
データ化されたものは、統計的に使用出来ますので、
歴史的な気質の変遷や地域差、血統による差等も比較が可能となります。
ヨーロッパでは気質のデータ化が進んできているようです。
全世界的に広まっていけば面白くなりそうですが、ちょっと恐ろしくもあります。
国によって「同じ犬種」とされているものが、気質的にはもはや別種の犬と考えられるほどかけ離れていることが表出し、データとして証明されてしまうかもしれないからです。
第2部では、
ストレスドッグについて、実際の映像を見ながら犬のボディランゲージや対処方法について説明して頂きました。
今回のセミナーも非常に内容の濃いものでしたので、B５版のノートに25ページほどメモを取って来て、今日の午前中にメモを見直しながら整理をしていました。
1.直ぐにできること
2.練習が必要なこと
3.練習の後、応用してみたいこと
に大別してみましたが、1～3全てがてんこ盛りになっています。
前回、ヴィベケ・S・リーセ氏のセミナーを受講した時と同様に自身で実践しながら、徐々にアウトプットしてゆくことになると思います。
本セミナーを通じて、どんな本からも学べないことを沢山学んできました。
私には、ドッグトレーナーとして学ばなくてはならないことが、まだまだ沢山あります。
今回のセミナーでもそれに気がつくことが出来ました。
なかなかそのような機会はありませんので、それは非常に幸運なことだと思っています。
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